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スローライフVo.10/から〜いパスタ
イタリアのパスタ料理には「ペッシェ・アラビアータ」と云う、魚を使ったから〜い料理がある。
「ペッシェ」とはイタリア語で「魚」と云う意味で、イタリアのテーブルワイン「ペッシェビーノ」は、その名前の示すように、ボトルが魚の形をしている。
「アラビアータ」と云うのは、「怒る!」と云う意味らしく、まるでパスタが怒っているように辛いから、このようなネーミングになったと聞いた。
通常なら辛いトマトソースと魚を煮込むらしいが、イタリア料理=トマトソースと云う常識に反抗するボクは、あえてトマトソースを使わないでこの料理を作ってみた。
パスタはペンネを使ったが、ペンネとはペンのような形のパスタ(中が空洞になっていて、ボク個人はあまりペンに似ているとは思わないが)のことで、長いパスタより具が絡みやすいし、ペンネの中に偶然、具が入っていると、なんだか得したような気持ちになる嬉しいパスタだ。
メインの具である魚は保存の効く、ツナの野菜スウプ煮を使用した。これはもちろん健康に気をつけたからで、血中、並びに皮下脂肪の気にならないヒトは、オイル漬けのツナやサーディンを使用してもらっても構わない。
ポイントとしては、ブラックオリーヴやアンチョビの塩分が強いので、岩塩を使いすぎないことだ。
この料理を作ってみて、唐辛子や塩が辛いからと言って、決してボクに対して「アラビアータ」しないように・・・。
レシピ
材料
・ニンニク3カケ ・玉ねぎ1個 ・アンチョビ15g ・鷹の爪5本
・ニンニクの芽10本 ・ツナ160g ・オレガノ小さじ1/3
・ブラックオリーヴ15粒 ・白ワイン少々 ・岩塩少々
作り方
@ 熱したフライパンにオリーブオイルを入れて、スライスしたニンニクと玉ねぎを弱火でよく炒める。
A 鷹の爪を手でちぎって加え、アンチョビをペースト状になるように炒めながら混ぜ合わせる。
B 2p位に切ったニンニクの芽、水煮のツナ、スライスしたブラックオリーヴを加え、オレガノ、白ワイン少々を振りかけて岩塩で味を調整する。
C たっぷりのお湯で、硬めに茹で上がったペンネをBのソースであえる。
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