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スローライフVo.36/グレート・アウトドア
先日、取材でヨセミテ国立公園に行った。
12年ほど前に雑誌「ポパイ」の取材でこの地を訪れ、それ以来、もう一度、訪れてみたいと思っていたが、それがようやく実現したのだ。
前回、来たときにはアメリカで最古と言われる由緒、格式のあるホテル「アワニー」に宿泊したが、今回はご覧のテント・キャビンに宿泊。
9月初旬というのに季節外れの寒波に見舞われ、夜は氷点下近くになったが、毛布を何枚も重ねて寒さに耐えた。
テントの中はベッドが4つ入っており、寒さを除けば快適に宿泊ができる。が、中での調理、食事は一切、禁止。理由は熊の襲撃を避けるためで、食品や匂いの強い化粧品などは、専用のコンテナに入れることを義務付けられている。
もうひとつ関心したのが、共同で使うトイレとシャワールーム。
この看板はトイレの乾燥機の上にあるものだが「ここは一日に2度、清掃するが、気がついたことがあれば、いつでもフロントに知らせてくれ」と書いてある。
その告知どおり、トイレとシャワーはいつも清潔に保たれ、快適なキャンピング・ライフをサポートしてくれるのだ。
ちなみにテント・キャビンの宿泊費は一泊60ドル。
4人で割れば一泊2000円ほど。もちろんシャワーはタダで使用できるし、プールもある。(寒くてとても入る気はしないが・・・)
かなり野性的な環境の中で、とても快適な滞在が可能なシステムになっているのである。
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