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スローライフVo.28/湖でサーフィン?
左の写真を見ていただいて、なにか妙だな・・・と感じないだろうか?
河口湖ではここ数年、水上スキーに代わってウエイクボードが盛んに行われている。我が家でも暖かい季節になると家族全員で楽しんでいるし、その様子はこのページでも度々紹介している。
が、ボクの足元を注意深くご覧いただきたい。
ウエイクボードではなく、本物のサーフボードに乗っている。
実は元々、このウエイクボード、波のない湖や川で、なんとか「波乗り」ができないか? という希望から端を発し、今のスタイルとして変化を遂げた。初期の頃のウエイクボードは、ストラップが無かったし、ボードも大きな浮力を保つように、分厚くて長かった。
ところが大きくジャンプしたり、華麗なるトリックを決めるために、年々、その形状が著しく変化を遂げ、簡易的なストラップが今では足首をすっかりとホールドするブーツに変わり、サーフボードのように分厚く大きかったボードは、薄くシャープになり、そのサイズも小型化している。
しかし人々の「遊び」に対する探究心と言うか、貪欲さは飽きることなく、今再び、原点に戻って、湖で本当にサーフィンを楽しもうという試みがなされている。
要領はこうだ。
中段の写真のように、サーフィンのロングボードに膝をついて座り、通常のウエイクボードのようにボートで牽いてもらう。だがあくまで低速だ。そして立ち上がることに成功したら、牽いてもらっているロープを手元に手繰り寄せて行く。
(写真下段)
ボートに1メートルくらいまでの至近距離に達したら、ロープを放し、ボートの引き波で「波乗り」を楽しんでしまう(写真上段)という訳だ。
ボクは実際には観ていないが、友人の話によると、同じ要領で、大型タンカーの引き波を利用して、9キロにも及ぶ長い「波乗り」を楽しんでいるサーフ・ムーヴィーがあると聞いた。
まあボクの所有する小さなボートが発する波では、そんな豪快な「波乗り」は不可能だが、その子どもじみた「遊び心」だけは十分に満喫したのである。
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