今回の旅のテーマは「日本再発見」。
去年の冬はメキシコで開催されたレースに出場した。その時の様子はすでにこのブログでも報告している。メキシコでのレースが終わり、陸路でエルパソに入り、そこから空路でアリゾナのフェニックスに移動して、久しぶりにアリゾナの国立公園などを巡った。
今年の冬は、、娘家族とシンガポールとタイへ出掛けた。どちらも娘がまだ幼い頃に家族旅行で出掛けた場所である。
メキシコ、アメリカ、シンガポール、タイと旅を続け、再確認したことは、日本という国の素晴らしさである。
特筆すべきはトイレの充実。
去年、今年と旅した4つの国の、どこにもウォシュレットがなかった。シンガポールやメキシコでは、便座さえないトイレがあった。ところが我が国のそれと来たら、ウォシュレットはどこにでもあるし、消音の為の音楽や、高速のPAなどではオストメイト(腸の手術などによって、通常排便が困難な人の為のトイレ)なども完備されている。
次に食事の安さ。
確かにタイやシンガポールも美味しくて安い店が多いが、アメリカなどはハンバーガーが600円前後の価格。店内で食べるとこれに税金が加算される。日本なら500円以下でいくらでも充実のランチが可能だ。
そして悪くなりつつあるが、それでもまだまだ諸外国と比較して治安がいい。その日本の治安の良さを実感するのが果物や野菜などの無人販売。今回もいろいろな場所でみかんを買ったが、もちろん皆、正直にお金を置いていくし、そのお金を盗んで行くような不届き者も少ないような気がする。
トイレは日本人の先進技術と繊細さの証であり、食事の安さは日本人の勤勉さと努力の証である。そして無人販売は日本人のおおらかさであり、互いの信頼性の高さである。
トイレと食事とモノの販売方法だけでも、これだけ日本人の素晴らしさを感じることができるのだ。
その素晴らしさを再確認しつつも、各地で自然環境に見合ったアクティビティを満喫する。熊野古道ではトレイルランとトレッキングを満喫し、しまなみ海道ではサイクリングを愉しんだ。そしていよいよラストの四万十。もちろんアクティビティは・・・ボクがもっとも愛するスポーツ、パドリングである。
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