ある作家が言った。
「もしも涙が出るほど綺麗な夕陽を見た時に、それを愛する人に伝える最高の方法を知っているか?」「それは、その景色を見た後に自分が変わることなんだ。そのような美しい景色に出会うことで、自分をもっともっと磨くことなんだ」
動画、静止画を問わず、いろいろな新しいカメラが発売される度に感心するのは、人間の目の機能性の高さである。例えば山の頂きに立つとする。自分の目の前には約180度のパノラマが拡がっており、「回れ右」をするだけで、それは360度のパノラマに変化する。もちろん瞬時に露出調整をしてくれ、隅々までオートフォーカスである。
実は新しい技術の開発といのは、その多くは「人」が本来持っている機能性に追いつくことであり、人が実際には見えないモノを表現するのは、絵画に任せておけばいいのである。
そういう意味に於いてはこのカメラ、これまで我々人類がもっとも見たかったモノを見せてくれ、尚且つ、見たものをそのまま共有できる。
冒頭の作家の言葉は、限りない愛と希望を持つ若者たちに贈りたいが、このカメラの機能は、目と記憶の衰えを感じる自分自身に、限りない「記憶の共有」というギフトを与えてくれるのだ。
(↓の写真、クリックしたまま、マウスパッドをグリグリ動かしてみて下さい)
今日は二合目から奥庭へ。このルートが富士山の中でも一番好き - Spherical Image - RICOH THETA
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