最後にこのブログを更新してから、1ヶ月と10日が過ぎてしまった。周知のように、このようなページヘのアクセスを増やす為には更新頻度が不可欠で、頻繁に更新して行かないとアクセス数は激減する。以前はそのようなアクセスの増減を意識していたこともあったが、今ではそのことを意識することはまったくなくなった。何故ならば、そういうことを意識しだすとキリがないし、ホントに自分が伝えたいことがボヤケてしまうからだ。自分のココロの底から湧き出る「これは伝えておきたい」「これは書き残しておきたい」という情熱が形成されるまで、無理にこのページを更新するつもりはない。それでなくとも、いろいろな仕事の「〆切」に追われているので、このブログだけでも自分の感情に正直でありたいと思う。
さて3週間以上に及ぶ旅から帰ると、さすがにいろいろな仕事が溜まっており、それらを1つずつ消化して行きながらも、また新たな仕事の依頼も入る。
その中でもちょっと嬉しい仕事が入った。
ちょうど今週、オンエア中のラジオ、J-Waveの仕事である。
番組名は「KIRIN ICHIBAN SHIBORI ONE and ONLY」(月曜日から木曜日までの16時15分から30分まで)。ナビゲーターはジョン・カビラさんで、番組のサブタイトルは「時代のフロントランナーに聞く」である。
実はジョン・カビラさんとは以前からプライベートでお付き合いがあり、もう15年くらい前になるが、一度、河口湖の自宅にも遊びに来て頂いたこともある。仕事は今回が初めてだったが、そういう御縁もあってこの対談は楽しみにしていた。
モデルになるきっかけ、アウトドア業界へのシフト、そして今現在、興味を持っていること、もちろんワラーチの話題など、合計60分の収録が、盛り上がって、おそらく120分くらいは話させてもらったと思う。
で、ボクへの質門や話題が一段落したところで、逆にカビラさんの話題へと振ってみた。
「でもカビさんも以前、すべての仕事を休んで、長い期間、家族でどこかで過ごされていましたよね?」
「そうですねえ...オーストラリアのメルボルンで、1年と8ヶ月間、家族で過ごしました」とカビラさん。
「でもあの頃って、スゴイ勢いで仕事をしていた頃ですよね?」とボク。そして続ける。
「こういう言い方は失礼かもしれないけど、仕事がある程度、一段落してから長期休暇を取る人はいるけど、あの当時は登り坂をどんどん登っていくような勢いだったじゃないですか! そういうことへの不安はなかったですか?」
するとカビラさんは少し真面目な表情で答えた。
「あのタイミングしかなかったんです! 娘が就学する前のタイミングとして...でも正直に言って、少し不安でしたねえ...まあJ-Waveではお世話になっていたので、また戻って来てから細々と仕事頂いて、あとは半分、隠居みたいな...」と言った後、大きな笑顔が拡がった。
「ところが帰って来たら、不思議といろいろなところから嬉しいオファーを頂き、なんていうか、行く前より仕事の幅が拡がったみたいな・・・」
「そうですねえ!」とボクも笑顔で同意する。
ここまでの会話は、カビラさんも収録していいよ、とディレクターに合図していたので、このブログでも紹介させてもらったが、今現在のカビラさんの活躍の陰には、こんなエピソードもあったのだ。
さて冒頭のブログ更新頻度の話題に戻ろう。
確かに時代の流れに敏感な話題を集めたり、頻繁に投稿を更新すれば、それだけアクセスも増やせるかもしれない。だが、我々は誰かの関心を集めるために生きているのではない。自分自身と愛する家族や仲間の為に生きているのだ。
誰から見向きもされなくても、それでも自分が進みたい道を歩んで行く。もちろん責任ある立場を放棄することは出来ない。だが自分自身の中でけじめが付けば、やりたい人生を追求する権利があるのだ。そしてその積み重ねこそ、己の人生を豊かにして、この時代にあって、価値あるメッセージとして昇華されると信じているのである。
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