今から24年前、30歳の時にそれまで所属していたモデルクラブを辞めた。厳密に言うと社長と喧嘩してクビになったのだ。で、他のモデルクラブにも行く気になれず、ボクはまったくフリーランスの道を選択した。ちょうどアウトドア関係の仕事も増えて来た頃で、ジャンルに縛られるポジションを避けたいという思いもあった。だがフリーランスと言っても、ボクが留守の間に関係各方面と連絡を取り合ったり、仕事の依頼を受けたりする立場の人が必要だ。
そんな時、彼女と知り合った。
当時、彼女は二十歳。当初は経験的な意味で少し不安に感じたが、そんな不安を余所に、彼女は見事にマネージメント業をこなしてくれた。
それから20年。モデルからアウトドア関連の仕事を数多くこなすようになり、書籍の執筆から講演会、それに数多くのコマーシャル出演するなど、多方面に亘る仕事をずっと陰で支えてくれた。
3年前に彼女の結婚を機に、20年間続いた我々のパートナーシップには一応のピリオドが打たれた。実は結婚前に彼女のご主人が病に倒れ、それから彼女はずっと看病を続けてきた。そしてその献身的な看病の甲斐あって、ご主人の病状も随分と良くなり、先日、銀座のレストランで結婚3年後の披露宴が開催されたのであった。
本人曰く「お婆ちゃんにならない内にウエディング・ドレスを着なければ」とのことだったが、なんのなんの、白いウエディング・ドレスを纏った彼女は輝くように美しかった。そしてその美しさは、彼女の内面の計り知れない優しさで溢れていた。
披露宴のスピーチでも言ったけど、短気でワガママな性格のボクを、今までよく支えてくれた。その強い忍耐力があれば、これからどんな困難でも乗り越えられると思う。
本当に今まで有難う。そしていつまでも幸せに!
いい話だなぁ…
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
返信が随分と遅くなりました。有難うございます!