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2012年11月 6日アーカイブ

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 今回のプロジェクトが始まって初めての雨。夜半からしとしとと降り続き、夜明けには月も見え、スタートまでには雨も上がるだろうと思っていたが、雨の勢いはどんどん強くなり、朝食時間にはザンザン降り。

 ホントに昨日の「LittleGuy」の手配には助けられた。

 で、9時には鈴木氏が「LittleGuy」の回収に現れ、一晩貸してくれたタープも回収。雨の中、ホントに有難うございました。

 「なにか困ったことがあれば、いつでも電話下さい!」と言って、磐田市に帰って行った。静岡県に入った途端に電話をくれ「静岡県を出るまではボクがしっかりサポートします!」と言ってくれたが、その言葉に違わず、最後の最後まで手助けしてくれた。

 旅の途上のこのような温情に、胸の熱いモノがこみ上げる。

 その熱い思いを胸に、雨の中を走りだそうと、昨日のゴール地点である弁天島の駅前に行くと、なんと! 太陽が! あゝ、どこまでも助けられる旅だ。

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 今日はすっかりと足も回復したケイと二人きりのスタート。もちろんカホもいつものようにしっかりとFJでサポートしてくれる。なんだか久しぶりに3人に戻った気分だ。思えばプロジェクト三日目から、絶えず誰かが一緒にいてくれた。そしてミンナブログなどを読み、一緒に旅を続けているような気分になると言ってくれる。

 だからこのブログも欠かしたくはない。

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 スタートして12キロ地点で、初日に朝霧で突入した静岡県と別れを告げ、ついに愛知県に入る。ホントに静岡って東西に長いよなあ・・・

 昨日は距離を稼いだお陰で、今日は21,8キロで終了。

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 今日は誰もいないなあ・・・なんて思いながらクルマの横で服を着替えていたら、一台のクルマがすぐ近くに駐車して、赤ちゃんを抱いた女性が現れた。

 「あの・・・今朝、Twitterを見たんですが、私、和木さん(ケイ)の友人で・・・」

 その時、ケイは近くのセブンイレブンで着替えをしていてが、すぐに戻ってきて「なんで?」と嬉しい驚きの表情を見せる。

 ケイの「なんで?」の意味を知って、ボクとカホも驚き。なんとその友人は今現在、インドに住んでおり、たまたま豊橋の実家に戻ってきてこのプロジェクトのことを知ったと言うのだ。

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 いやはや・・・このプロジェクトは、毎日、いろいろな出来事を運んでくれる。被災地を勇気づける為に走っているが、逆に毎日、我々がいろいろな形で励まされる。

 で、今、田原市のマクドナルドでこのブログを書いていたら「今、浜松のインターを出ました!」と、友からの電話。

 その正体は?

 じっくりと明日のブログで報告したいと思う。





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 スタートして7日目。磐田市の「かぶと塚公園」をスタートして、遠州灘の海浜公園までの約15キロを走る計画だったが、天候が崩れる恐れがあったため、距離をさらに伸ばして浜名湖の弁天島までの28キロ。

 一週間目ということで疲れが溜まるのでは、と心配して距離を短めに設定してくれたが、それほど疲れを感じず、結局は30キロ近く走ってしまった。

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 理由は「かぶと塚公園」に多数の応援が来たこと。

 磐田市のFJクルーザーのカスタムなど手掛ける「サンライズ・マッキー」の鈴木氏とは、小型キャンピングカー「「LittleGuy」」のPRなどでもお付き合いしていただいているが、鈴木氏が家族、友人を伴って豚汁、おにぎりの差し入れ。さらにはケイの友人のミホさんが、オデンと生姜ご飯を差し入れてくれてみんなで楽しい宴会。オマケにミホさんはそのまま次のゴールである弁天島まで一緒に走ってくれた。ケイの足も回復して3人でのラン。ずっと会話も途切れず、一度は遠州灘の「日本三大砂丘」と言われる「中田島砂丘」でランチを取ったが、そのまま弁天島まで。

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 で、そこにバイクで現れたのが古くからの友人。さらには工学院の教え子が13年ぶりに顔を見せた。

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 古くからの友人、懐かしい友人が続々とこのプロジェクトの応援に駆け付けてくれることが、今回のチャリティ・ランでもっとも嬉しいこと。ミンナが被災地のことを忘れず、そのチャリティをしている我々をサポートしてくれる。これこそ、このプロジェクトの意義である。

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 弁天島に到着して夕食の準備を始めたら、驚いたことに「サンライズ・マッキー」の鈴木氏が、前日の豚汁に続いて今度は「LittleGuy」の差し入れ。

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 「一週間走りっぱなしで疲れているでしょう! 今夜は雨も降りそうだし、3人個室で「LittleGuy」をお使い下さい!」と、なんとも豪快なホスピタリティ。

 ミホさんに言わせると、これが磐田のホスピタリティの真髄だとか。

 しかしそこまでしていただくと恐縮、感謝、さらには恐縮である。

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 さらには浜名湖名物ウナギの蒲焼、白焼きまでご馳走になり、最高の一週間目のプレゼント。

 で、ミホさんの旦那様で、アスリートなら誰もが知っている「ニューハレ・テープ」の芥田氏が、美味しいエールビール!やクリームチーズを持ってミホさんを迎えに来られ、昨夜も大勢の仲間に囲まれて、暖かく幸せな夜を過ごしたのであった。

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追伸。

 今日、弁天島まで距離を伸ばした為、今後のコース設定に大きな変更が生じます。日々、このブログ、Twitter(ケイの報告がリアルタイム)で新たな情報を流します!





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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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