前回に引き続き、今回もデジモノの話題を。
3月10日に東芝から「FlashAir」というSDカードが発売された。この「FlashAir」はカードにWi-Fiシステムが組み込まれている。WiFi機能付きのSDカードと言えば「Eye-Fi」が有名だが、「Eye-Fi」との大きな相違点は、無線LAN環境がなくても、この「FlashAir」そのものがルーターとなって、他の機器と繋がる、という点だ。
分かりやすく説明すると、例えば山奥の携帯電話の電波がまったく来ていないような所でデジカメによって撮影する。もちろんそれはデジカメ内で閲覧することはできる。が、それをPCやスマホで見ることはできない。(もちろんSDカードを抜いて、それを挿し込めば話は別だが)
だがこの「FlashAir」をデジカメに入れてあると、瞬時にスマホやPCでその撮影したばかりの映像が確認できる。
実は昨日から仕事の打ち合わせ等で東京に居る。で、昨日、打ち合わせの前に他の買い物があってヨドバシに行った。そしたらこの「FlashAir」があった。発売前から欲しかったが、ボクが愛用しているリコーの「GRⅳ」と[GoPro]との適合確認がメーカーでは取れていない。
とくに[GoPro]はまったく未知である。もちろん「GRⅳ」でも使いたいが、どちらかと言えば、このカードは[GoPro]でこそ真価を発揮する。
なぜか?
以前にもこのブログで報告したが、[GoPro]には液晶が付いていない。オプションで売っているが、省電力、耐衝撃、コンパクト性などを損なうリスクもある。が、このカードを[GoPro]に挿し込めば、撮影した画像をすぐにスマホ等で確認できる。
実は念の為に東芝のサポートにそのあたりを問い合わせたのだが、未だに上記2機種との適合確認が取れていない、ということだった。
そのことをヨドバシのスタッフに説明すると、嬉しい答えが帰って来た。
「分かりました。じゃあこうしましょう。お客様が購入して、万が一使えない場合は返品に応じましょう!」
で、買ってみた。
さっそく試した。まずはカメラにこの「FlashAir」を入れる。するとスマホ(ボクの場合はiPod Touch)のWi-FI選択から、この「FlashAir」が現れる。そこをクリックすると設定画面が現れ、名前とパスワードを変更する。これで設定は終わり。
あとは撮影してブラウザ上で(もちろんネットに繋がないで)「FlashAir」を開けば、撮影したばかりの映像が映し出される。
ボクは「Eye-Fi」カード使用者でもあるが、その転送の速さは「Eye-Fi」カードと比べ物にならないほど速い! まったくストレスなし。本当に瞬時だ。
と言うことで「「GRⅳ」も[GoPro]も、まったく問題なく使えた。
夜、夕食の際に息子と一緒に[GoPro]で撮影した。息子は「iPhone」を使っているが、彼に「FlashAir」のパスワードを告げると、それを打ち込み、撮影したばかりの写真を「iPhone」で確認の上、ダウンロード。
こうして一緒にいる友人たちと、瞬時に撮影した写真を共有できるのも、この「FlashAir」の特徴である。もちろんそれらはSNS上でも公開できる。
と言うことで、この「FlashAir」、使い方次第でまだまだ可能性を感じるSDカードである。
ちなみに価格は8ギガで6980円。通常のSDカードより割高だが、その価値は余りあるのである。
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