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2011年6月アーカイブ

肉体の素晴らしさ

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 サーカスという分類に入るのかどうかよく判らぬが、先日、シルクドソレイユの「クーザ」を鑑賞してきた。まあ「シルクドソレイユ」という名前自体が、フランス語で「太陽のサーカス」という意味なので、サーカスというカテゴリーに入ると思うが、それにしてもそのパフォーマンスが凄かった。
 
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 そもそものきっかけはシルクドソレイユの「ラブ」だった。 この「ラブ」は、シルクドソレイユの創始者であるギー・ラリベルテが故ジョージー・ハリスンとの間で温めていた構想によって実現したショーで、ビートルズをテーマにしたショーだ。常設公演なので、残念ながら今現在、日本で鑑賞することは不可能だが、そのメイキングビデオがiTune Storeでレンタルでき、そのメイキングを観た後、シルクドソレイユのショーが観たくなり、そのことをツイッターにて呟いたら、なんと! 娘夫婦がチケットをプレゼントしてくれたのだった。
 「クーザ(Kooza)」は移動公演として世界各地で開演されているが、我々が観に行ったのは代々木公園に特設された「ビッグトップ」という会場。大型テントで作られた会場はサーカスそのものだが、入場するとフードコートがあり、その周囲では関連グッズの販売がされており、洗練されたお洒落な雰囲気。
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 で、肝心のショーだが、冒頭でも言ったように、サーカスとひとことでは言い切れないパフォーマンスの凄さ。
 「人間のからだって、鍛えればここまでのことができるのか...」と、人間の肉体の限界の素晴らしさに感嘆する。しかもそれらがひとつのテーマを構築しており、「クーザ」の場合はサンスクリット語で「宝箱」を表しており、一人の若者が自分の「宝物」を探すことがテーマとなっている。
 サーカスには付き物のクラウン(道化師)たちは、ショー開演前から観客席に入って雰囲気を多いに盛り上げ、エンターテイメント性の高さを感じさせ、まさに「太陽のサーカス」の名に相応しい明るいムードに包まれている。それに日本での開催を意識しているのか、出演者にアジア系が多い。つまりシルクドソレイユのメンバーの中には、公演場所によって配役の控えが何組も存在する、ということなのだろう。
 昨年、佐渡島で開催されたアースセレブレーションの時の、「鼓動」のパフォーマンスを鑑賞した時にも感じたが、何事も極めると、人々を激しい感動の渦に巻き込んでしまうのだ。




奇縁、奇遇、Nice Surprise

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 昨年より2回、フジテレビの午前中の番組「知りたがり」のアウトドア・コーナーに出演している。わりと好評のようで、8月3日オンエアの番組出演も決まったが、今回は扶桑社の雑誌「ESSE」との連動企画ということになり、一昨日の夕方、東京で「ESSE」の編集長とお会いした。
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 「ESSE」の編集長である小林孝延氏はアウトドア・ライフが好きな人で、初めてお会いしたのだが、なんと実は今から25年ほど前にボクが出演したアウトドア雑誌の同じ号に、小林編集長も学生時代に登場していたというとが、この日の対面で分った。小林編集長はその時の掲載誌を持参されて、仕事の打ち合わせをしばし忘れ、懐かしい話に花が咲いた。
 で、翌日の昨日。
 我が自宅でその「ESSE」の撮影が行われたが、またもやそこで驚くべき再会が。
 実は今から19年前の92年の年末に、中東のオマーンで開催されたアドヴェンチャーレースに出場した。5人一組のチームで12日間の過酷なレースを体験したのだが、そのチームメンバーの中にそのレースを記録すべくプロのカメラマンが居た。
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 なんと今回の取材のカメラマンは彼だったのだ。
 もちろん彼は我が家に来ることは知っていたが、こちらは当日までまったく知らなかったので、我が家にやってきた彼を見てびっくり。18年ぶりの再会に、これまたしばし仕事の準備も忘れ、懐かしい話で盛り上がったのだった。
 それにしても...とつくづく思う。25年前とか19年前とか、ずいぶんと互いに年齢を重ねて来たが、今でもそれぞれに第一線で仕事をしていることは、とても喜ばしいことである。
 これからもこういう再会や出会いが続けば、それはそれでとても幸せな人生と言えるだろう。
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早朝の荘厳なる自然に包まれて

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 最近、自家製のワラーチ作りに凝っている。
 ワラーチとは、メキシコの高山に暮らす「タラウマラ族」の人々が愛用している、古タイヤをリサイクルしたサンダルのことで、彼らはこのサンダルを履いて百数十キロもの距離を走ると言われている。
 ボクが自作しているのは、ビブラムソールを使用したもので、作り方は近々中に完成形を紹介したいと思っているが、今現在は様々な場所でフィールドテストを繰り返し行っている段階だ。
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 今回紹介するのは、戸隠のキャンプ場から戸隠神社の「随神門」まで続く、「ささやきの小途」を走った時の様子で、往復、約6キロのトレイルを走破した。
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 早朝の森は様々な小鳥たちの鳴き声に包まれ、木々は深い眠りから覚めて、新鮮な空気を森の中で充満させていた。
 その中を裸足に近い感覚で走り、この素晴らしい自然と己の肉体が、優しく溶け込んでいくように感じたのであった。






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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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