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3月6日は「啓蟄」だったが、この日から「春分」までの期間を啓蟄と呼ぶ事もある。
いずれにしても大地に眠る虫や蛇などが目覚める季節である。河口湖ではこの数日、春の雪が続いているが、雪は湿っぽく融けやすい。
写真は先日、足和田山に登った時に撮影したのだが、土中に含まれる水分が浸み出て氷柱を形成している。もちろん土の中で眠る小さな虫たちはもっと地中深く、暖かいところで棲息していると思われるが、それでも目覚めるにはまだ早いようである。
それにしても、このような氷柱を目にすると、いかに大地が多くの水分を含み、植物たちを育んでいるか、よく理解できる。
その深遠なる懐で、多くの生命を宿しているのを感じさせるのだ。
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