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2011年3月18日アーカイブ


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 先週の週末はアウトドア・フェスティバルに出演する為に大阪にいた。開催されたところは、「インデックス大阪」という会場で、南港というところにあり、東京で例えるならお台場のような場所である。
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 アウトドア・フェスティバルは主に二つの大きな会場が設定されており、ひとつはキャンピングカーが展示してある会場で、もう一方ではステージでイベントなどが開催され、尚且つ、車、アウトドア用品店、特設プールなどがあり、大小、様々なブースの複合会場である。スキューバダイヴィングの免許取得を勧めるコーナーでは、こんなユニークなパフォーマンスも。
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 ボクはメインステージでのトークショーと、トヨタブースでのトークショーに出演したのだが、近々中にマイカーの予定となる、FJクルーザーのカスタム車も多く展示してあり、仕事と言えど、自分自身もお客さん気分である。
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 ステージの合間に、キャンピングカーの展示してある会場も覗いてみたが、そこでもっとも強く印象に残ったのが、軽自動車を改造したキャンピングカーの多さ。
 今から20年ほど前にオートキャンプが大ブームとなったが、その頃は本番アメリカのような大きなキャンピングカーが出回っていたが、結局は受け入れ態勢が整わず、いつの間にかその姿を消して行った。で、今やブームの主流は軽自動車という訳である。そして受け入れ先としては、全国に拡がる「道の駅」が念頭に置かれているのは間違いない。
 この「道の駅」を活用するキャンプスタイルについては、新たに展開しているもうひとつのブログ「GreatEscape」に詳しく述べているので、そちらの方もご覧頂きたいが、賛否両論あるのは承知しているが、いわゆる「ピーキャン(パーキング・キャンパーの略)」の定着は避けられそうにもないのである。
 フェスティバル開催中の二日間の来場者数は3万2千人と、地震の影響もあって、例年より2割ほど少なかったと報告を受けたが、それでも会場は様々なアウトドア・ファンの熱気に溢れていた。
 ここ数年、消費が落ち込んでいると言われている。だがそれはみんなが漠然と無駄遣いしなくなっただけであって、興味の強い方向にはむしろ多くの消費がなされているのではないか。いくら軽自動車を改造したキャンピングカーと言えども、新車では250万以上の価格が設定されている。そういったモノに強い関心を抱くということは、決してみんながストイックになっているのではないのだ。
 要するに消費者のニーズに見合ったモノを的確に提供できるかどうか、それがこれからの時代に生き残れるビジネスのあり方である。それが理解できていないと、いくら価格を安く抑えても、厳しい淘汰は免れないのである。
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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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