最低気温が氷点下15度の日が5日間続くと、河口湖は全面結氷すると言われている。
今年の冬は全国的に確かに寒いが、河口湖地方に限って言えば、これまでのところ、最低でも氷点下10度を少し下回るくらいで、全面結氷になるまでの寒さではない。
もうひつ、今年の冬の大きな特徴として、雪が降らないことだ。
いつもの年ならクリスマス前後に積もるような初雪が降り、その後も5回ほどはたっぷりと積もるような雪が降るのだが。今シーズンは舞うような雪が降ったくらいで、積もるほどではない。
平年と比較して少し暖かい冬が、たっぷりとした雪をもたらすが、今年は寒さもそこそこで雪も少ない。
写真は先日、長野県の駒ヶ根に行った帰りに諏訪湖で撮影したもの。ご覧のように諏訪湖の湖面はうっすらと凍っている。これは諏訪湖が河口湖と比べて気温が低いことが理由ではなく、水深が浅いことに起因していると思われる。
諏訪湖の水深は平均4メートル、もっとも深いところでも7メートルほどだ。。河口湖は最深部では15メートルほどの深さになる。富士五湖でもっとも浅い精進湖は毎年のように凍るので、やはり結氷と水深は深く関係しているようである。
だが河口湖と同じ水深の山中湖は湖面標高がもっとも高いので、スケートで滑ることができるほど凍るし、富士五湖と一口に言っても、その環境はそれぞれに違う顔を見せるのだ。
だがいずれにしても、東京から僅か90分ほどの近さの距離のせいか、冬に東京からこの地にやってくる人たちは、あまりの寒さに驚くのである。
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