先日、親しい友人二人が我が家に遊びに来た。
そのうちの一人がギリシャで開催された「スパルタスロン」を完走したことの報告会で、今回で4度目の完走だ。
「スパルタスロン」とはアテネのパルテノン神殿を出発し、一昼夜をかけてスパルタまでの約250キロの距離を走り抜くという鉄人レースで、スタートして36時間以内に、スパルタ市内に建つレオニダス王の銅像の足に触れ、到着しなければならない。もちろん一睡もしないで250キロを走り抜く。
完走率は3割から4割で、とてつもなく厳しく過酷なレースである。
写真左側に写っているのがそのレースの完走者、西村周之氏で、練習には毎週末のように小田原、東京間を走っているという。あまりにも長い距離を走るので、仲間内で付けられた渾名が「ヒキャク」。が、おそらくはかつての本当の飛脚より長い距離を、日夜、走っているに違いないのだ。
で、その隣に写っているのは、西村氏のアドベンチャーレースのパートナーの皆川健太氏。皆川氏は最近ではあの「ハヤブサ」で有名なJAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤めるエリートで、酒、美食、フィットネス、アウトドアをこよなく愛し、シングル・ストーブを駆使した料理に関しては、ボクの最大のライバルでもある。
二人ともボクのアウトドア・フィットネス、アクティビティ、並びに飲食の仲間で、もうかれこれ十年以上の付き合いだ。
会えば話はランニング、アドベンチャー、アウトドア、ギター、料理、読書、旅、酒、女性、人生に及び、いつも昼過ぎから飲み始めて、そのまま深夜になることもしばしば。が、翌日はやはり早朝から一緒に山を駆けるのである。
二人とも40歳前後と、ボクより一回り以上も若いが、こういう友人を持つことが、自分自身もいつまでも人生を若々しく楽しむ、最良の方法なのである。
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