旅先で走る。
その滞在先を好きになることができるかどうか? ボクの場合は素晴らしいジョギングコースに巡り遇えれば、それだけでその地が好きになれる。
もちろんその土地の旨いモノや、自然環境(これにはジョギングコースも含まれるが)、人柄、その他、好きになる要素はあれこれあるけれど、例えば人柄なんて、幾度も通わないと見えてこない部分もあるし、最近ではその土地に行かないと巡り会えないような旨いモノも少なくなった。これも良くも悪くも、情報と流通が発達したお陰だと思うが、驚くほどの感動は少なくなったことだけは確かだ。
その点、ジョギングコースだけは、そこに行かないと味わえない喜びだ。
ご覧の写真は兵庫県三田市にある深田公園周辺のジョギングコース。
「深田公園」を起点として、弥生が丘の「くすのき公園」を抜けると、やがて道はブナの木の森に繋がり、緩やかなアップダウンの続くシングルトレイルへと向かう。
工夫すれば10キロから15キロの距離を稼げる素晴らしいコースで、美しい公園、閑静な住宅街、そして広葉樹林の森と、変化に富んだコースである。
こういうコースを走っていると、その町やそこに流れる風や空気まで好きになる。
これも旅の醍醐味のひとつと言えるのだ。
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