来客千万、毎日お祭り、仕事もそこそこ。このブログで伝えたいこと盛り沢山なのだが、なにしろPCの前にいる時間が少なすぎる。で、写真は溜まる一方で整理もできていない。あまりにも遅れると「旬」からどんどん遠ざかるので、予定をどんどん割愛して、とりあえず佐渡島の話題をお届けする。
この「アース・セレブレーション」は今年で23回目を迎え、世界各地から人が集まり、佐渡島はこのイベント開催中、世界中のどこにも存在しない「インターナショナルな南の島」へと変貌を遂げる。
古来より、佐渡島には能文化が脈々と息づいており、その能文化の流れで「鬼太鼓(オンデコと読む)」が発展した。1971年、田尻耕三氏がプロの創作和太鼓集団、「鬼太鼓座」を結成し、世界的に高く評価されるが、1981年には内部で意見の食い違いが生じ、田尻氏は佐渡を離れてしまう。
残されたメンバーは「鼓童」を名乗って演奏活動に励み、その評価は「鬼太鼓座」時代より、はるかに国際的になった。
その「鼓童」のメンバーが中心となって開催されるイベントが「アース・セレブレーション」である。
3日間の開催中、毎晩、「鼓童」の野外コンサートが開催されるが、それ以外にも日中、小木の町のあちらこちらで有名、無名のアーティストによるパフォーマンスなどが繰り広げられる。また小木のフェリーターミナル前の広場では「ハーバー・マーケット」が開催され、国際色豊かなな食べ物、洋服、小物などが売られている。
「鼓童」は佐渡島を本拠地としているが、その活動の三分の一は佐渡、三分の一は日本各地、残りの三分の一は世界各地と、幅広く活動しており、これまでに公演を行った国は45カ国にも登る。で、海外で「鼓童」の公演を見そこねた人たちも、この期間、佐渡島にやってくるので、佐渡が一時、インターナショナルな雰囲気に包まれるのである。
我々は金曜日にフェリーで佐渡島に渡り、小木の町からバスで15分ほどの素浜海岸でキャンプ。
午前中は青く透明な海で海水浴を楽しみ、午後からは町に繰り出していろいろなパフォーマンスを堪能。そして夜は芝生の広場で、「鼓童」の太鼓のリズムに酔いしれた。今年はゲストにコルシカ島から「ア・フィレッタ」というグループを招き、東西の芸術の融合を見事に見せてくれたのであった。まさに「アース・セレブレーション」のテーマである「ワン・アース」
地元の中学生のボランティアによる、佐渡の歴史案内もあり、我々も古い歴史を持つ「宿根木」地区を案内してもらった。案内してくれたのは河口湖にもこの夏遊びに来た、中野家のリョウちゃん。
直江津、小木間のカーフェリーは所要時間約2時間半。一等船室片道3670円。このようにリラックスできるソファのような椅子。二等船室と1000円ほどの違い。ぜったいに一等に乗船すべし。
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