まずは、ご覧の写真は「GRⅢ」で撮影したモノではない。撮影日が「GRⅢ」を手に入れる前だったのだ。よって富士山や空の色がくっきりと鮮やかではないが、それでも絶景ポイントであることには違いない。
このポイント、実は車を降りて3分のところである。場所は...いや止めておこう。詳しい場所を言うと、多くのアマチュア・カメラマンがやってきて、ここが人でいっぱいになってしまう。
まあこの写真を見て分かる人はすぐに分かると思うが、富士山と湖の位置関係からすれば、御坂山塊のどこかである。
実は今年の3月27日に「若彦トンネル」というトンネルが開通した。
これまでは河口湖から甲府方面に行くのに、二つの選択肢しかなかった。御坂峠を超えるか、精進湖線を使うか、そのどちらかだ。だが河口湖の北側に位置する大石地区からこの「若彦トンネル」を通過すれば、甲府に隣接する笛吹市市芦川町に抜けることが可能になった。こういうことを言っても、地元の人じゃなければまったく意味が理解できないと思うが、要は、富士五湖と甲府市内を結ぶ主要道路が3つに増えたということである。
このあたりはブナやミズナラなどの広葉樹林帯が拡がり、ご覧のような奇抜な樹形をした古木も群生している。
人々の生活が便利になるその分、豊かな自然が壊されていく。が、それを全面否定するのではなく、その中から共存する方向性を探らなければならないと思う。その為にも、人はもっと自然の中に入っていくべきなのだ。
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