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遥かなる過去と未来

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 昨日に引き続き大阪城の話題を。
 東京の皇居の住所が「東京都千代田区千代田1番地」であることを知っている人は多いと思うが、大阪城の住所が「大阪市中央区大阪城1」であることは、ボクもこれまでまったく知らなかった。
DSCF7375.jpg
 さらには現在の大阪城が昭和初期に建造され、豊臣秀吉時代の天守閣は、現在の位置より東にあったことも、今回、初めて知った。
DSCF7381.jpg
 天守閣の傍にタイムカプセルがあり、それが1970年の大阪万博の際に埋蔵されたことは知っていたが、そのタイムカプセルの開封される日が、5000年後だとは知らなかった。ボクの小学校の時の記憶では(大阪万博の開催年、ボクは小学校5年生だった)、50年後だった。たった50年では開封した人々の驚きは殆どないので、考えてみればその期間では意味のないことかもしれないが、5000年と知って、どういう訳か少し悲しい気分になった。5000年後にはボクはもちろんのこと、ボクの孫も、その孫の孫、さらに遥かな孫さえも、開封の時には生きてはいないだろう。
 想像のつく繋がりの範囲内で、タイムカプセルを開封して欲しかった。まあそれではやはり意味のないことなのか。 
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 と言うわけで、戦国時代の遥か500年近い過去のことと、はるか5000年後の未来を、ちょっとだけ考えた大阪城でもあったのだ。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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