毎年、10月に開催される諏訪湖マラソンにはよく出場しているが、一周、15キロの湖畔はジョギング道(散歩道でもあると思うが)として整備され、とても走りやすい。山中湖も湖畔道が整備され、のんびりと散歩が可能だ。ところが河口湖は湖畔道の整備が遅れ、狭い道路をぎりぎりで車がすれ違って行く箇所が多い。もちろんそういうところは歩道なんてまったくなく、雪が降ったりすると、とても怖い思いをする。それでも少しづつ、遊歩道の整備が進み、例えばご覧の写真の場所は、数年前に遊歩道として開通し、今では我々のジョギング・コースのひとつとして活用している。だが、左上の標識に注目していただきたい。
この遊歩道はかつての車道で、新しいトンネルが開通して、今ではそこを車が走っている。が、湖畔の駐車場へのアクセスのため、この右側の赤い部分は車道としても使われている。それは納得できる。が、その車道の制限速度が40キロというのはオカシクないか? これではまったく一般道と同じだ。ちなみに一般道からこの赤い車道兼用部に侵入する際には、速度を抑えることを目的に、段差が設けてある。もしも40キロのスピードで侵入したら、確実にハンドルを取られて事故を起こしてしまう可能性のある段差である。この標識に従えば、この遊歩道は決して安全とは言えないのだ。実際に段差を超えた後、50キロほどのスピードでここを走るドライバーもいる。
今朝のニュースによると、このゴールデン・ウィーク、県内には250万人ほどの観光客が訪れ、昨年よりその数は増えているという。不景気と言われる時代にこれだけの観光客が訪れるのだから、もう少し観光地としての自覚が欲しい。
折角、時間と経費を掛けて(もちろん税金を)綺麗な歩道を整備しても、その管理能力がなければ、猫に小判、豚に真珠である。
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