「ゴリラポッド」という三脚に「GRⅢ」が載っている。
これまでデジタル一眼レフを使用する際には、「GITZO」という本格的な三脚を使用していた。「GITZO」の中でも軽量の三脚を使っていたが、それでも重量は2キロである。おそらくこの「GITZO」の雲台だけでも、「ゴリラポッド」より重いと思う。
だが望遠レンズなどを装着する可能性のある一眼レフだと、それなりに重量のある三脚でなければバランスも悪くなる。だから重たいカメラ、重い交換レンズ、重い三脚を持って、移動しなければならない。いくらザックの軽量化、寝袋の軽量化、テントの軽量化などを図っても、カメラ機材で誰よりも重い荷物を背負って、アウトドアのフィールドを歩くことになるのだ。
だがこれからは200グラムに充たない「GRⅢ」と、50グラムほどの「ゴリラポッド」を持って行けば、いろいろなシーンで撮影可能だ。
が、それでもスローシャッターで撮影するときには、この「ゴリラポッド」だと不安定だ。シャッターを押す瞬間に、わずかにカメラが動くのである。
だが「GRⅢ」にはそれを防ぐ優れた機能がある。
実は「GRⅢ」にはセルフタイマー・モードで、二つのタイマー設定が出来るようになっている。10秒と2秒である。で、10秒は分かる。シャッターを押して、自分が被写体となる位置まで移動するのに、10秒もあれば余裕だろう。じゃあ2秒はなんなんだ? とボクも最初は思った。が、「ゴリラポッド」を使うようになって気づいた。「ゴリラポッド」にカメラを装着して2秒のセルフタイマーで撮影すれば、シャッターを押して2秒後に撮影されるので、手ぶれの可能性は皆無となるのである。この機能はエライ!
と言うことで、使えば使うほど「GRⅢ」の魅力を思い知るが、これでオプションでリモコン・シャッターがあれば言う事はないのだ。まあインターバル撮影機能を活用すればいいか...
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