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2010年5月29日アーカイブ

なにげなく高機能

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 「ゴリラポッド」という三脚に「GRⅢ」が載っている。
IMGP3506.JPG
 これまでデジタル一眼レフを使用する際には、「GITZO」という本格的な三脚を使用していた。「GITZO」の中でも軽量の三脚を使っていたが、それでも重量は2キロである。おそらくこの「GITZO」の雲台だけでも、「ゴリラポッド」より重いと思う。
 だが望遠レンズなどを装着する可能性のある一眼レフだと、それなりに重量のある三脚でなければバランスも悪くなる。だから重たいカメラ、重い交換レンズ、重い三脚を持って、移動しなければならない。いくらザックの軽量化、寝袋の軽量化、テントの軽量化などを図っても、カメラ機材で誰よりも重い荷物を背負って、アウトドアのフィールドを歩くことになるのだ。
 だがこれからは200グラムに充たない「GRⅢ」と、50グラムほどの「ゴリラポッド」を持って行けば、いろいろなシーンで撮影可能だ。
 が、それでもスローシャッターで撮影するときには、この「ゴリラポッド」だと不安定だ。シャッターを押す瞬間に、わずかにカメラが動くのである。
 だが「GRⅢ」にはそれを防ぐ優れた機能がある。
 実は「GRⅢ」にはセルフタイマー・モードで、二つのタイマー設定が出来るようになっている。10秒と2秒である。で、10秒は分かる。シャッターを押して、自分が被写体となる位置まで移動するのに、10秒もあれば余裕だろう。じゃあ2秒はなんなんだ? とボクも最初は思った。が、「ゴリラポッド」を使うようになって気づいた。「ゴリラポッド」にカメラを装着して2秒のセルフタイマーで撮影すれば、シャッターを押して2秒後に撮影されるので、手ぶれの可能性は皆無となるのである。この機能はエライ!
 と言うことで、使えば使うほど「GRⅢ」の魅力を思い知るが、これでオプションでリモコン・シャッターがあれば言う事はないのだ。まあインターバル撮影機能を活用すればいいか...





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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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