ついに! 手に入れた。待望のデジカメ、リコーの「GRⅢ」
もちろんこれまでにも通常のコンパクトデジカメも持っていたし、デジタル一眼レフも持っている。だがずっとこの「GRⅢ」が欲しかったのだ。
通常のコンパクトデジカメは、ほとんどがオートマチックである。いろいろなモードはあるが、それぞれのモードに合わせて、カメラが勝手に露出とシャッター・スピードを計算して撮影ができる機能となっている。この一見、便利で親切な機能が余計だ。本人は親切のつもりでも、こちらとしては余計なお節介と感じる。それが通常のコンパクトデジカメの特徴である。
それではデジタル一眼はどうか? これはマニュアル操作が可能で、露出、シャッター・スピード、ホワイトバランス、露出補正、フォーカス距離など、いろいろな設定が可能で、自分のイメージに近い写真撮影ができる。が、なにしろ重い! レンズだけの重さで、通常のコンパクトデジカメを上回る。それに嵩張る。例えば山を歩いていて、「おっ! シャッターチャンス!」という瞬間に巡りあっても、背負ったザックの中から取り出すのが手間だ。かと言って、手に持って歩くのには邪魔な大きさである。で、せっかくのシャッターチャンスを逃し、定点で同じような写真ばかり撮影する羽目になる。家の中で料理撮影をするときや、ポートレート撮影などにはとても適しているが、野外のフィールドではイマイチ、フットワークが重いのである。
そこで「GRⅢ」の登場だ。
このカメラは、デジタル一眼に匹敵するほどマニュアル操作に優れている。それに特筆すべきはレンズの明るさ。最高開放値がF1,9という驚きの明るさだ。
例えばこのようなキャンドルの写真が、フラッシュなし、手ぶれを気にせずに撮影ができる。同様にフラッシュ撮影すると味気のない料理も、こんな風に撮れるし、マニュアルフォーカスで背景をボカすことも可能だ。
昨日、この「GRⅢ」を持って、河口湖一周のジョギングに出た。ウエストバックに忍ばせて走っても、まったく気にならない重量と大きさで、快適に朝のジョギングが楽しめる。
しばらく走って、富士山が綺麗に見えるところで撮影。通常のオートマチック撮影だと、人物に露出を合わせると、背景の富士山は白っぽく飛んでしまうが、富士山に露出を合わせて、手前にフォーカスを合わせると、このように人物が潰れることなく富士山もくっきり。
次に同じような操作で走っているところを連写。これまたどちらもくっきり綺麗である。
まだ手に入れて数日なので、ボク自身、「GRⅢ」を完璧に使いこなせていないが、触れば触るほど、このカメラの魅力に取り憑かれて行くのを感じる。しばらくはこのカメラに夢中になりそうなのだ。
もちろん今後、このブログに登場する写真の殆どは、「GRⅢ」の写真ということになるだろう。
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