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2010年5月アーカイブ

猫に真珠

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 毎年、10月に開催される諏訪湖マラソンにはよく出場しているが、一周、15キロの湖畔はジョギング道(散歩道でもあると思うが)として整備され、とても走りやすい。山中湖も湖畔道が整備され、のんびりと散歩が可能だ。ところが河口湖は湖畔道の整備が遅れ、狭い道路をぎりぎりで車がすれ違って行く箇所が多い。もちろんそういうところは歩道なんてまったくなく、雪が降ったりすると、とても怖い思いをする。それでも少しづつ、遊歩道の整備が進み、例えばご覧の写真の場所は、数年前に遊歩道として開通し、今では我々のジョギング・コースのひとつとして活用している。だが、左上の標識に注目していただきたい。
s-R0010985.jpg この遊歩道はかつての車道で、新しいトンネルが開通して、今ではそこを車が走っている。が、湖畔の駐車場へのアクセスのため、この右側の赤い部分は車道としても使われている。それは納得できる。が、その車道の制限速度が40キロというのはオカシクないか? これではまったく一般道と同じだ。ちなみに一般道からこの赤い車道兼用部に侵入する際には、速度を抑えることを目的に、段差が設けてある。もしも40キロのスピードで侵入したら、確実にハンドルを取られて事故を起こしてしまう可能性のある段差である。この標識に従えば、この遊歩道は決して安全とは言えないのだ。実際に段差を超えた後、50キロほどのスピードでここを走るドライバーもいる。
 今朝のニュースによると、このゴールデン・ウィーク、県内には250万人ほどの観光客が訪れ、昨年よりその数は増えているという。不景気と言われる時代にこれだけの観光客が訪れるのだから、もう少し観光地としての自覚が欲しい。
 折角、時間と経費を掛けて(もちろん税金を)綺麗な歩道を整備しても、その管理能力がなければ、猫に小判、豚に真珠である。





なにげなく高機能

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 「ゴリラポッド」という三脚に「GRⅢ」が載っている。
IMGP3506.JPG
 これまでデジタル一眼レフを使用する際には、「GITZO」という本格的な三脚を使用していた。「GITZO」の中でも軽量の三脚を使っていたが、それでも重量は2キロである。おそらくこの「GITZO」の雲台だけでも、「ゴリラポッド」より重いと思う。
 だが望遠レンズなどを装着する可能性のある一眼レフだと、それなりに重量のある三脚でなければバランスも悪くなる。だから重たいカメラ、重い交換レンズ、重い三脚を持って、移動しなければならない。いくらザックの軽量化、寝袋の軽量化、テントの軽量化などを図っても、カメラ機材で誰よりも重い荷物を背負って、アウトドアのフィールドを歩くことになるのだ。
 だがこれからは200グラムに充たない「GRⅢ」と、50グラムほどの「ゴリラポッド」を持って行けば、いろいろなシーンで撮影可能だ。
 が、それでもスローシャッターで撮影するときには、この「ゴリラポッド」だと不安定だ。シャッターを押す瞬間に、わずかにカメラが動くのである。
 だが「GRⅢ」にはそれを防ぐ優れた機能がある。
 実は「GRⅢ」にはセルフタイマー・モードで、二つのタイマー設定が出来るようになっている。10秒と2秒である。で、10秒は分かる。シャッターを押して、自分が被写体となる位置まで移動するのに、10秒もあれば余裕だろう。じゃあ2秒はなんなんだ? とボクも最初は思った。が、「ゴリラポッド」を使うようになって気づいた。「ゴリラポッド」にカメラを装着して2秒のセルフタイマーで撮影すれば、シャッターを押して2秒後に撮影されるので、手ぶれの可能性は皆無となるのである。この機能はエライ!
 と言うことで、使えば使うほど「GRⅢ」の魅力を思い知るが、これでオプションでリモコン・シャッターがあれば言う事はないのだ。まあインターバル撮影機能を活用すればいいか...





s-R0010806.jpg 上の写真が昨日で、下の写真は今日のモノ。
 昨日は東京も豪雨の後、夕焼けが見事だったと聞いたが、河口湖もご覧のように雨雲と青空が同居する不思議な空模様で、雨も降ったり止んだり。
s-R0010841.jpg ところが今朝起きてみると、まぶしいくらいに太陽が輝き、大気中の小さな塵などが綺麗に洗い流され、富士山もくっきりと青空に浮かんでいた。
 頂上付近では降雪があったと思われ、6合目あたりに横にまっすぐな雪の跡が付いていた。
 今日は午前中からぐんぐん気温も上がり、今はちょうど20度くらい。とても快適な日である。このまま週末まで持てばいいのだが、予報では明日の夕方くらいから雨。
 日曜日は山中湖マラソンがあり、友人に走ろうと誘われている。晴れればこの時期の山中湖は、一年でもっとも快適で爽やかなランニングが楽しめるのだが、雨だとねえ...もしも予報が外れて晴れれば、日曜日の午前中は山中湖畔を走っているので、見かけたらお声がけを!
 




 一昨日の日曜日に東京に行き、ヨドバシカメラで「Eye-Fi」カードを手に入れた。
 「Eye-Fi」カードというのはSDカードでありながら、その小さなカードに無線ラン機能が付随しており、PCなどを介さずにそのままオンライン上に撮影した写真がアップロードされるという、画期的な記録媒体である。
R0010775a.JPG
 オンライン上のみだけでなく、自分自身のPCの指定したフォルダにも写真がバックアップされるので、極端な言い方をすれば、PCにも繋がず、SDカードを一切カメラから抜き取ることもなく、容量を気にせず絶えず新しい写真撮影が行えるのである。
 設定によって、すべての写真が転送され、カードの容量がいっぱいになったら古いファイルから自動的に削除される機能や、カメラ上で自分の選んだ写真だけを転送する機能もある。また予め写真のアップロードされるファイルサイズを指定しておけば、どんなサイズで撮影しても、指定サイズでオンラインにアップされる。
 ボクはグーグルが提供している「PICASA」にアカウントを持っているので、カメラ上で選んだ写真を「PICASA」と、自分のPC上の「DropBox」に転送する設定にした。
 で、このように設定すればどういうことが出来るか?
 例えば「iTouch」とイーモバの「ポケットWiFi」、そして愛用のデジカメ「GRⅢ」、この三つを持って山に入っていく。で、お気に入りのポイントで撮影する。その場所にイーモバの電波が来ていれば、撮影された写真はすぐに「PICASA」と自分のPC(PCに電源が入っていれば)に転送される。それを次は「iTouch」で「PICASA」にアクセスして写真を確認する。で、そこから選んだ写真を友達にメールで送る、あるいはツイッターやブログに投稿する。そういうことが可能になる。もちろん自宅に戻って、自分のPCからアップロードも可能だ。万が一、どこかでカメラを紛失してしまっても、撮影した写真はオンラインと自分のPCに残されているので安心。と、こういう訳である。
 イヤイヤ判っている。そんなことは携帯電話か「iPhone」があれば、それ一台でできる、ということは。が、携帯や「iPhone」レベルの写真では、せっかくのアウトドアの素晴らしい景色が表現できない。それに「iPhone」のキャリアはソフトバンクなので、田舎のほとんどの場所で通じない。もちろん我が自宅もオフィスもソフトバンクは圏外だ。が、イーモバの「ポケットWiFi」は、少なくとも我々が暮らすエリアはかなりカバーされている。ゴールデンウィークに栃木の山の中に帰省きた友人も、イーモバの電波の良さに感心していた。
 近々中にドコモでも「ポケットWiFi」を販売するらしいが、これはもう「iPad」の日本での販売定着にターゲットを見据えた戦略だと、ボクは睨んでいる。つまりいくら「iPad」がソフトバンクとの独占契約であっても、「iPad」のWiFiモデルを買えば、イーモバでもドコモでも繋がるのである。
 少し話は逸れてしまったが、この「Eye-Fi」カードも、そのようなユビキタス化を見据えた上での発想だと思う。いずれにしてもこのような最新のデジタル機器が、アウトドアのフィールドとシンクロする状況が、ボクにはたまらなく楽しい発展なのである。




島じまん イベント報告 

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 昨日は竹芝桟橋でイベントに出演したが、あいにくの雨。が、イベント自体は簡易テントの中で開催されたので、別になんの問題もなかった。まあ少しくらいの雨なら、カヌーやトレッキングも強行するので、いつものアウトドア・イベントと比較すれば、テント内で濡れないで話などをできるだけでも、随分とラクである。
R0010689.JPG
 イベントは「島じまん」と銘打って、竹芝客船ターミナル全体を使って開催され、伊豆七島、並びに小笠原諸島の名産品の展示、民謡や太鼓の舞台などが披露されていたが、ボクは島でのアウトドアの遊び、バックパキングのコツ、ロープワークなどをトークショーと共に披露した。こういう限られたブース内では、実際のアウトドア・ライフの醍醐味は伝わりにくいが、それでも皆さん、雨の中、最後までお付き合い頂いた。
 有難うございました。
R0010706.JPG





風薫る五月

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 昨日は今年でもっとも気温が上がったようで、河口湖でも最高26度までになった。
 五月は一年の中でももっとも好きな季節で、朝、ジョギングする為に外に出るそれだけで、幸せな気分に包まれる。光、風、温度、湿度、そのどれもが爽やかで、新しい生命の香りまでもが漂っている。
 風に匂いがあるとしたら、五月の風がもっとも芳しい。
 太陽の光そのものが美しのではなく、その光がなにを照らし出せばもっとも美しいのか? そういうことに思いを巡らせるのも、五月という季節である。
R0010458.JPG
 




共存へのトンネル?

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 まずは、ご覧の写真は「GRⅢ」で撮影したモノではない。撮影日が「GRⅢ」を手に入れる前だったのだ。よって富士山や空の色がくっきりと鮮やかではないが、それでも絶景ポイントであることには違いない。
 このポイント、実は車を降りて3分のところである。場所は...いや止めておこう。詳しい場所を言うと、多くのアマチュア・カメラマンがやってきて、ここが人でいっぱいになってしまう。
 まあこの写真を見て分かる人はすぐに分かると思うが、富士山と湖の位置関係からすれば、御坂山塊のどこかである。
 実は今年の3月27日に「若彦トンネル」というトンネルが開通した。
 これまでは河口湖から甲府方面に行くのに、二つの選択肢しかなかった。御坂峠を超えるか、精進湖線を使うか、そのどちらかだ。だが河口湖の北側に位置する大石地区からこの「若彦トンネル」を通過すれば、甲府に隣接する笛吹市市芦川町に抜けることが可能になった。こういうことを言っても、地元の人じゃなければまったく意味が理解できないと思うが、要は、富士五湖と甲府市内を結ぶ主要道路が3つに増えたということである。
DSCF7468.jpg で、ボクがカメラを構えているこの山のすぐ下を、「若彦トンネル」が通っているのである。
 このあたりはブナやミズナラなどの広葉樹林帯が拡がり、ご覧のような奇抜な樹形をした古木も群生している。
DSCF7470.jpg
 人々の生活が便利になるその分、豊かな自然が壊されていく。が、それを全面否定するのではなく、その中から共存する方向性を探らなければならないと思う。その為にも、人はもっと自然の中に入っていくべきなのだ。




平たいパン

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 河口湖に越して来た15年前、キッチンにビルトインの食洗機とコンロを買った。正直に言って二つともすごく高価で、一瞬、躊躇したが、毎日、美味しい料理を食べて、後片付けも簡単ならいいじゃないの、と思い切って購入したのだった。
 そんな一瞬の躊躇や、清水の舞台から飛び降りる(大袈裟な)旦那の心情など、微塵も理解していない愚妻は、それらキッチン設備を乱暴に扱い続け、食洗機は数年前に壊れ、コンロもオーブンが壊れ、3つあるコンロのウチ、一つが点火しなくなり、とうとう買い換える羽目になった。
 コンロとオーブン、それに電子レンジが一体となったビルトインは、やはり未だに高価だが、コンロだけのビルトインなら比較的リーズナブルで、コンロはビルトインにして、オーブンレンジは独立して設置することにした。食洗機は妻に反省を促すためにも購入はせず、食後の皿洗いに勤しんでもらうことにした。
 さて新たに手に入れたオーブンレンジ、価格はリーズナブルだが機能はすごくいい。特にパンが美味しく焼ける。
DSCF7391.jpg ボクはフォカッチャというパンが大好物で、美味しいフォカッチャとワイン、それに良質の塩とオリーブオイルがあれば、夕食はそれで十分だ。まあそうは言っても、実際にはそれ以外にもあれこれ食べるのだが、なにしろ焼きたてのフォカッチャは旨い。
 それに少量のオリーブオイルしか使わないので、とても健康的だと思う。
 その日の気分によって、オリーブを載せたり、ハーブを載せたり、ガーリックやチーズを振りかけたりしているが、毎朝、毎夕でも飽きることがない。 
 ちなみに一人当たり100グラムほどの小麦粉を使ったフォカッチャを食べているが(かなり満腹になる)、体重の変動もないし、ダイエットにも適しているかも。まあ美味しいモノを食べる時には、ダイエットなんてどこかに忘れてしまうのだが、美味しくて健康的であれば文句はないのだ。
 だがあまり新しいオーブンを手放しで褒めると、愚妻はそれさえも自分の手柄のような顔をするので、いつも喜びを押し殺してフォカッチャを頬張るのである。





オールパーパスなカメラ

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 ついに! 手に入れた。待望のデジカメ、リコーの「GRⅢ」
 もちろんこれまでにも通常のコンパクトデジカメも持っていたし、デジタル一眼レフも持っている。だがずっとこの「GRⅢ」が欲しかったのだ。
DSCF7582.jpg 通常のコンパクトデジカメは、ほとんどがオートマチックである。いろいろなモードはあるが、それぞれのモードに合わせて、カメラが勝手に露出とシャッター・スピードを計算して撮影ができる機能となっている。この一見、便利で親切な機能が余計だ。本人は親切のつもりでも、こちらとしては余計なお節介と感じる。それが通常のコンパクトデジカメの特徴である。
 それではデジタル一眼はどうか? これはマニュアル操作が可能で、露出、シャッター・スピード、ホワイトバランス、露出補正、フォーカス距離など、いろいろな設定が可能で、自分のイメージに近い写真撮影ができる。が、なにしろ重い! レンズだけの重さで、通常のコンパクトデジカメを上回る。それに嵩張る。例えば山を歩いていて、「おっ! シャッターチャンス!」という瞬間に巡りあっても、背負ったザックの中から取り出すのが手間だ。かと言って、手に持って歩くのには邪魔な大きさである。で、せっかくのシャッターチャンスを逃し、定点で同じような写真ばかり撮影する羽目になる。家の中で料理撮影をするときや、ポートレート撮影などにはとても適しているが、野外のフィールドではイマイチ、フットワークが重いのである。
 そこで「GRⅢ」の登場だ。
 このカメラは、デジタル一眼に匹敵するほどマニュアル操作に優れている。それに特筆すべきはレンズの明るさ。最高開放値がF1,9という驚きの明るさだ。
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 例えばこのようなキャンドルの写真が、フラッシュなし、手ぶれを気にせずに撮影ができる。同様にフラッシュ撮影すると味気のない料理も、こんな風に撮れるし、マニュアルフォーカスで背景をボカすことも可能だ。
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 昨日、この「GRⅢ」を持って、河口湖一周のジョギングに出た。ウエストバックに忍ばせて走っても、まったく気にならない重量と大きさで、快適に朝のジョギングが楽しめる。
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 しばらく走って、富士山が綺麗に見えるところで撮影。通常のオートマチック撮影だと、人物に露出を合わせると、背景の富士山は白っぽく飛んでしまうが、富士山に露出を合わせて、手前にフォーカスを合わせると、このように人物が潰れることなく富士山もくっきり。
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 次に同じような操作で走っているところを連写。これまたどちらもくっきり綺麗である。
 まだ手に入れて数日なので、ボク自身、「GRⅢ」を完璧に使いこなせていないが、触れば触るほど、このカメラの魅力に取り憑かれて行くのを感じる。しばらくはこのカメラに夢中になりそうなのだ。
 もちろん今後、このブログに登場する写真の殆どは、「GRⅢ」の写真ということになるだろう。




[Twitter]ってなによ?

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 ホームページからブログへ移行するときにも、「ブログっていったいなによ?」と感じた。2005年からこのブログを始めたので、すでに5年になるが、いざ始めてみると、それ以来、ホームページはほとんど更新しないで、ブログばかり更新している。
 ブログを勧めてくれた知人が「ブログというのは、簡単に言えば、自分で手軽に更新できるホームページみたいなモノですよ」と説明してくれたが、なるほど、ホームページの更新は写真と文字原稿をウェブ・デザイナーに入校して更新してもらっていたが、ブログなら自分で簡単に更新が可能だ。
 で、今度は「Twitter」である。
twitter02.png またまた「ツイッターっていったいなによ?」と5年前と同じ気分だが、やはりブログを勧めてくれた知人に言わせれば、「もっともっと簡単に更新できるツール」らしい。
 たしかに「つぶやく」ような内容であれば、文字数も知れているし、ブログより遥かに簡単に情報発信できる仕組みなのも理解できる。だが情報の発信が早ければ早いほど、その情報の持つ重みがなくなってくるような気もするが、どうだろう? でもまあ、世界を指導する立場にある政治家も、この「Twitter」を使っているくらいだから、重み云々より、タイムリーな意見や情報などのニーズの方が今は高いのだろう。
 と言うことで、始めました「Twitter」
 なるべく有用なことをつぶやこうと思っているので(この堅苦しさが、前時代的思考なんだろうな)、聞いてやってください。




無理に出かけなくても

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 連休後半は友人が遊びに来て、カヤックのロール練習、クライミング、ギター、酒、料理を堪能した。
 今年、初めてカヤックに乗ったが、湖水の水温はまだ凍るほど寒く、ロールする度に鼻に水が入り(去年買った鼻栓どこに行ったのかなあ...)、鼻の奥が痛くてたまらない。水温が体温に近づくと、こんなには痛くないのだが。
DSCF7393.jpg クライミングは昨秋から登り込んでいるせいか、ムーブもスムーズでとても調子が良かった。が、それにしても最初のリードはとても緊張する。
IMGP3446.jpg 料理は例の自家製アンチョビを存分に使ったメニュー。アンチョビを作った量から計算して、半年は持つかなあ...と思っていたが、贅沢に使いまくっているので、この分では今月中に使い切りそうだ。我が家もアンチョビ好きだが、訪ねてくる友人たちもどういう訳か皆、アンチョビ好きである。「アンチョビ友の会」でも発足させようか...と思うが、そんな会を発足させても、活動らしい、活動が出来そうにもない。
DSCF7437.jpg と言う事で後半はどこにも行かずにのんびりと過ごしたが、やっぱりゴールデン・ウィークは、ここにいるのが一番楽しいと再確認したのである。
IMGP3434.jpg





渋滞の原因は・・・

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 最初から覚悟はしていた。
 だがそれにしてもひどい渋滞だった。
 大阪には一泊二日で行ったのだが、その二日間の内、20時間は車の中で過ごした。愛犬スパーキーも一緒だったので、パーキングなどでゆっくりと休憩時間も取った。だから通常よりも余計に時間が掛かってしまったが、二日間のほとんどを高速道路上で過ごした。
 「休日どこまで行っても千円政策」には賛否両論あり、例えばフェリーやJRなど、その他の公共交通機関を運営する会社などからは、当然のように反対の声があがっている。それ以外にも、渋滞がヒドクなるという声もある。だが実際にゴールデン・ウィークに高速を走っていると、交通集中による渋滞も当然あるのだが、運転マナー、並びに運転技術の格差による渋滞も実感する。まあこういう個々の問題はどうすることもできないのだが、そういう要素も考慮して、高速料金設定の議論をしなければならないと思う。
 まあそういう単純な政策で、選挙の票に結びつけようという考え自体が、国を司る立場の者として、志が低すぎると思うが・・・。
IMGP3383.JPG 写真は渋滞の中、ディズニー関係の車両と抜きつ抜かれるしているところをパチリ!
 渋滞のイライラを、僅かながら解消してくれたのである。
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遥かなる過去と未来

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 昨日に引き続き大阪城の話題を。
 東京の皇居の住所が「東京都千代田区千代田1番地」であることを知っている人は多いと思うが、大阪城の住所が「大阪市中央区大阪城1」であることは、ボクもこれまでまったく知らなかった。
DSCF7375.jpg
 さらには現在の大阪城が昭和初期に建造され、豊臣秀吉時代の天守閣は、現在の位置より東にあったことも、今回、初めて知った。
DSCF7381.jpg
 天守閣の傍にタイムカプセルがあり、それが1970年の大阪万博の際に埋蔵されたことは知っていたが、そのタイムカプセルの開封される日が、5000年後だとは知らなかった。ボクの小学校の時の記憶では(大阪万博の開催年、ボクは小学校5年生だった)、50年後だった。たった50年では開封した人々の驚きは殆どないので、考えてみればその期間では意味のないことかもしれないが、5000年と知って、どういう訳か少し悲しい気分になった。5000年後にはボクはもちろんのこと、ボクの孫も、その孫の孫、さらに遥かな孫さえも、開封の時には生きてはいないだろう。
 想像のつく繋がりの範囲内で、タイムカプセルを開封して欲しかった。まあそれではやはり意味のないことなのか。 
DSCF7369.jpg
 と言うわけで、戦国時代の遥か500年近い過去のことと、はるか5000年後の未来を、ちょっとだけ考えた大阪城でもあったのだ。





 ゴールデン・ウィーク前半は大阪に行っていた。
 じつはこのところ「戦国武将」がマイブームで、大阪城にも久しぶりに入城してみたいと思っていた。
 ボクの生まれ育ったところは大阪城から数分のところで、大阪城公園は幼いときからの遊び場所だった。が、これまでの人生でジョギングその他、大阪城公園には数え切れないほど行ったが、入城したのはわずかに一回だけ。それも小学校高学年の頃だったので、その価値すらなにも理解できなかった。
 最近、「関ヶ原の合戦」前後の時代小説を読み漁り、石田三成の肖像画が大阪城に展示してあると知り、是非とも観てみたいと思ったのだ。が、後から知ったことだが、巷では「歴女」という言葉があり、若い女性の間で、戦国時代や幕末の頃の武士が持て囃されているそうな。そんな流行をまったく知らずに大阪城を訪れたが、その流行のせいなのか、ただたんにゴールデン・ウィークのせいなのか、入城するのに長蛇の列である。
 おそらく一年で最も混雑する時期なのだろう。結局諦めて、公園内を散歩して帰って来た。
 だが一緒に行った大阪に暮らす姪は、「なんだか自分も観光客気分」と喜んでくれ、とりあえずは叔父と姪の、ちょっといい時間が持てたのであった。
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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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