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自家製アンチョビ成功!

| コメント(1)
 snap-shooter様、並びに皆様。
 お待たせしました! 自家製アンチョビの報告です。
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 4月15日に、約一ヶ月の時を経て、塩蔵の眠りから覚めたイワシたち。
 イワシ本体から出た水分(ナンプラー)をまず最初に瓶にとりわけ、イワシに付着した余分な塩を海水(約3%の塩水)で落とす。想像していたよりイワシはしっかりと堅い感じで、水分を出しきった感触。
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海水で塩を丁寧に洗い流した後、ティッシュペーパーで水分を取り除き、煮沸消毒したビンに整然とイワシを並べる。そしてすべてのイワシがきちんと浸かるくらいにオリーブオイルを注ぎ入れる。
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 で、昨日、待つこと約10日間。
 実は一週間ほどで熟成すると分かっていたが、ウルトラマラソンの直前で、万が一、腹を壊したら走ることは不可能と判断して、レース終了まで開封を待っていたのだ。
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 まずはオリーブオイルから取り出し、細かく包丁で刻み、それを口に運ぶ。缶詰のアンチョビより魚臭さがなく、ちょっと肩透かしを食った感じ。で、どっちみちペースト状にして使うので、フードプロセッサーに入れ、浸かっていたオリーブオイルを加え、さらにはニンニクを加えてスイッチオン!
 出来上がったアンチョビペーストを、茹でたジャガイモに載せて食べてみた。
 いやあ...旨いのなんのって。まったく生臭さはなく、濃密な味わいで塩加減もばっちり。
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 トルティーヤにたっぷりと塗り付け、溶けるチーズを載せてオーヴンに。何枚でも食べられる。さらには生クリームと一緒に混ぜ合せ、ブロッコリーとエビをそのソースに絡める。いやあ、マイッタ! 旨い!
 気がつくといつの間にか白ワインのボトルが空になっている。調子に乗ってもう一本。
 レース後、久々にグルメな夜を満喫したのであった。
 ではオサライ。
 まずは新鮮なイワシを買ってきて三枚におろす。べつにカタクチイワシにこだわる必要なし。マイワシでも十分。(と言うか、マイワシの方がボリュームがあってよい。
 で、塩で全体が埋まるくらいにイワシを並べ(目安としてはイワシの全体量の20%の粗塩。イワシが100グラムなら塩は20グラム)、水分が出やすいように重しを載せる。(ペットボトルに水を入れ、それを載せた)
 で、一ヶ月、冷暗所で寝かし、後は上記のような手順。
 時間は掛かるが、まったく手間なし。
 是非、皆さんも自家製アンチョビ作りに挑戦してみてください。

コメント(1)

ゥオオ!できましたねえ。肉の色がイイ感じです。
僕もやってみたい。GWは新鮮なイワシ探しの旅でもしようかな。
まずは、アンチョビ&チーズon トルティーヤかな。
明日にでも試してみます。
情報ありがとうございました。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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