週末、昨秋に足繁く通った三国峠のハイキングコースを歩いてみた。
このコースは起伏があまりなく、全般に亘ってブナなどの広葉樹林帯が続く美しいトレイルである。
だが今回の主な目的はその美しい樹林帯を歩くことではなく、ビバークテントを張り、そこでちょっとした宴会をするためである。
三つ峠のアイスクライミングの時にも紹介したが、ブラックダイアモンド製「メガミッド」というビバークテントを持っており、その中に入って煮炊きをすれば、冬の寒さの中でも楽しく過ごせるのではないか...と宴会を企てたのだ。
まあそうは言っても、少しはからだを動かさないと酒も旨くないので、4時間ほどのハイクをこなした後、宴会を始めた。
今回はメインディッシュは煮込みウドン。乾麺は水を大量に消費するため、冷凍のウドンを持って行った。こういうことが可能なのも、冬のアウトドアの特典だ。夏だと調理する前にヨレヨレに融けてしまう。やはり冬の気候を生かして、茹でておいたホウレンソウ、焼いた鮭、厚揚げなどをウドンのトッピングとして持ち込み、前菜にはサーモンの燻製と、クリームチーズを持って行った。
サーモンの燻製は友人から教わったレシピをアレンジしたものだ。サーモンの刺身をサクで買ってきて、それをまる1日、醤油に漬け込む。(友人から教わったのはマグロだ)で、それを4,5日、日陰に干しておく。それだけ。それだけで生ハムのような味わいになる。今回はその日陰で干したものを更に煙にかけ、香ばしい逸品に仕上げたのだ。
クリームチーズも別の友人に教わったレシピで、小さなキューブ状に切ったクリームチーズに、塩昆布を和えるだけである。こいつがなかなかワインに合うのだ。
酒はワインとウィスキーを持参した。
ウィスキーはお湯を沸かしてお湯割りで飲もうという魂胆。が、ワインはなんの芸もなくそのまま飲もうと思った。だがこの日の気温は5度。極寒ではないが、やはりじっとしていると寒い。煮炊きしているテント内は10度くらいまで上昇したが、それでも冷えたワインが美味しい温度ではない。で、結局はワインをボトルごと煮え立つ鍋の中に入れた。
ワインの入ったナルジェン・ボトルの耐冷温度は氷点下20度、耐熱温度は摂氏100度である。ボトルの底部とコッフェルの直火の部分が直接触れないように工夫してワインを温める。通常、ホットワインと言えば赤ワインが適していると思うが、いやいや、こういう状況では白でも十分に旨い! シナモンがなくてもまったく平気。からだの芯から温まる。
すっかりと気持ちよくなり気が付いたら2時間が経過していた。
約10分ですべての機材を撤収し(これがバックパックの気軽さだ)、我々は帰途に付いた。
いやあこういう日曜日の過ごし方も楽しいもんだねえ...
このコースは起伏があまりなく、全般に亘ってブナなどの広葉樹林帯が続く美しいトレイルである。
だが今回の主な目的はその美しい樹林帯を歩くことではなく、ビバークテントを張り、そこでちょっとした宴会をするためである。
三つ峠のアイスクライミングの時にも紹介したが、ブラックダイアモンド製「メガミッド」というビバークテントを持っており、その中に入って煮炊きをすれば、冬の寒さの中でも楽しく過ごせるのではないか...と宴会を企てたのだ。
まあそうは言っても、少しはからだを動かさないと酒も旨くないので、4時間ほどのハイクをこなした後、宴会を始めた。
今回はメインディッシュは煮込みウドン。乾麺は水を大量に消費するため、冷凍のウドンを持って行った。こういうことが可能なのも、冬のアウトドアの特典だ。夏だと調理する前にヨレヨレに融けてしまう。やはり冬の気候を生かして、茹でておいたホウレンソウ、焼いた鮭、厚揚げなどをウドンのトッピングとして持ち込み、前菜にはサーモンの燻製と、クリームチーズを持って行った。
サーモンの燻製は友人から教わったレシピをアレンジしたものだ。サーモンの刺身をサクで買ってきて、それをまる1日、醤油に漬け込む。(友人から教わったのはマグロだ)で、それを4,5日、日陰に干しておく。それだけ。それだけで生ハムのような味わいになる。今回はその日陰で干したものを更に煙にかけ、香ばしい逸品に仕上げたのだ。
クリームチーズも別の友人に教わったレシピで、小さなキューブ状に切ったクリームチーズに、塩昆布を和えるだけである。こいつがなかなかワインに合うのだ。
酒はワインとウィスキーを持参した。
ウィスキーはお湯を沸かしてお湯割りで飲もうという魂胆。が、ワインはなんの芸もなくそのまま飲もうと思った。だがこの日の気温は5度。極寒ではないが、やはりじっとしていると寒い。煮炊きしているテント内は10度くらいまで上昇したが、それでも冷えたワインが美味しい温度ではない。で、結局はワインをボトルごと煮え立つ鍋の中に入れた。
ワインの入ったナルジェン・ボトルの耐冷温度は氷点下20度、耐熱温度は摂氏100度である。ボトルの底部とコッフェルの直火の部分が直接触れないように工夫してワインを温める。通常、ホットワインと言えば赤ワインが適していると思うが、いやいや、こういう状況では白でも十分に旨い! シナモンがなくてもまったく平気。からだの芯から温まる。
すっかりと気持ちよくなり気が付いたら2時間が経過していた。
約10分ですべての機材を撤収し(これがバックパックの気軽さだ)、我々は帰途に付いた。
いやあこういう日曜日の過ごし方も楽しいもんだねえ...
コメントする