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少しの道具とアイデアで

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IMG_2168.JPG この写真を見て、即座にこの道具の使い道が判れば、あなたは相当に山に詳しいと思う。
 これは「アイススクリュー」と言って、氷壁にねじ込むピトンで、アイスクライミングには不可欠な道具のひとつである。
IMGP2314.JPG 数年前からアイスクライミングを始めたが、このアイススクリューとアックスは持っていなかった。で、昨年、アックスを手に入れ、つい最近、ようやくこのスクリューも手に入れたのだ。
IMGP2352.JPG で、さっそくスクリューの使い勝手を試そうと思い、例の三つ峠のゲレンデに行って来た。何度も言うようだが自宅から30分の近さにあるので、今シーズンは足繁く通っている。ちょうと長男も帰って来ていたので、彼も誘っていった。
IMGP2360.JPG この日は比較的に暖かかったが氷壁はどんどん成長しており、もっとも奥の滝に行けばこの通り。角度は緩いもののかなり立派な氷曝である。
IMGP2356.JPG 新たに購入したアイススクリューは「オメガパシフィック」というメーカーのモノで長さは17センチ。実際に使ってみると面白いように氷に入っていく。ハンドルの使い勝手もよく、なかなかのモノである。まあ他のメーカーのモノを試したことがないのでよく判らないが、これからすこしずつ揃えて行こうと思う。
IMG_2146.JPG 今回は息子も一緒、それに実際に登るより道具の検証が主な目的なので、ビバークテントを張り、お湯を沸かしてラーメンを作って食べた。いつもは行動食のみだが、やはり温かい食べ物は美味しい。多少の時間を割いても、これからはなるべくこうして温かいもの食べようと思った。
 10時前に自宅を出発し、あれこれ遊んでランチを食べ、戻ってきたのは14時過ぎ。道具や材料を持って行ったものの、使ったお金は0円。
 なんとも贅沢で実り多き半日である。






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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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