2010年1月アーカイブ
年に数回、一緒に酒を飲みながらギターを爪弾く仲間がいる。
皆、料理が好きで、我が家に集まって自慢の料理を作り、持ち寄った酒を賞味し、ほろ酔い気分でギターを弾く。とても心和む時間である。
が、そんな時間をより引き立たせてくれるのが、昼間のアクティビティだ。なにかを一緒にした後の酒のほうが、より旨いに決まっている。
ということで、最近、通い詰めている三つ峠のアイスクライミング・ゲレンデへ。毎回、行く度に自分の持っているアウトドア道具をあれこれ試し、その機能性を確認するのも、この小さな山行の目的でもある。
前回、息子と来た時には小さめのビバークテントを持参したが、今回はいつも夏場に使用しているブラックダイアモンドの「メガライト」というシェルターを持参した。このシェルターはポール一本で設置でき、インナー・テントを取り付けると4人までが宿泊可能となる。インナーを除いた重量はわずか1キロほどで、バックパッキングの旅にとても重宝している。
今回は人数も増えたのでコッフェル(鍋)も二つ用意した。これまではMSR社の「ブラックライト」というコッフェルを使っていたが、ノンスティック加工が剥がれて駄目になった。で、最近、プリムスの「イータパワー」というコッフェルを手に入れ、今回はそいつを使ってみた。「イーターパワー」の特徴は鍋底にヒートエクスチェンジャーという機能が付いており、少ない燃料で速くお湯が沸く。
実は自宅で検証したところ、500ミリリットルのお湯が2分15秒で沸いた。通常のコッフェルだと2分45秒。単純に計算すれば1リットルあたり1分速くお湯が沸く。
アイスクライミングを楽しみ、暖かいシェルターの中で温かいランチをのんびりと食べ、自宅に戻って宴会が始まった。
友人が作ってきたマグロの醤油漬けを乾燥させたもの(ツナ・ジャーキーとも呼ぶべきか)をつまみに酒を飲み、互いにあれこれ自慢料理を作り始める。そして合間、合間にギターを弾いて歌う。外はすでに氷点下を下回っているが、なんとも暖かな時間である。
翌朝は当然、走る。
ちょうど朝陽が登る頃に併せて走り、湖の対岸で記念撮影。この日の朝はとても静かで、湖面に富士山が写っている。真横からの陽の光が長い影を作り、その影が黄金色の山肌をのんびりと移動する。真冬のジョギングの見慣れたスケッチである。
仕事や年齢が違っても、趣味を共有し、料理を共に味わい、小説や映画の話に熱中する。そんな欲張りな時間が、日々の暮らしの再充電にはなによりも効果があるのだ。
皆、料理が好きで、我が家に集まって自慢の料理を作り、持ち寄った酒を賞味し、ほろ酔い気分でギターを弾く。とても心和む時間である。
が、そんな時間をより引き立たせてくれるのが、昼間のアクティビティだ。なにかを一緒にした後の酒のほうが、より旨いに決まっている。
ということで、最近、通い詰めている三つ峠のアイスクライミング・ゲレンデへ。毎回、行く度に自分の持っているアウトドア道具をあれこれ試し、その機能性を確認するのも、この小さな山行の目的でもある。
前回、息子と来た時には小さめのビバークテントを持参したが、今回はいつも夏場に使用しているブラックダイアモンドの「メガライト」というシェルターを持参した。このシェルターはポール一本で設置でき、インナー・テントを取り付けると4人までが宿泊可能となる。インナーを除いた重量はわずか1キロほどで、バックパッキングの旅にとても重宝している。
今回は人数も増えたのでコッフェル(鍋)も二つ用意した。これまではMSR社の「ブラックライト」というコッフェルを使っていたが、ノンスティック加工が剥がれて駄目になった。で、最近、プリムスの「イータパワー」というコッフェルを手に入れ、今回はそいつを使ってみた。「イーターパワー」の特徴は鍋底にヒートエクスチェンジャーという機能が付いており、少ない燃料で速くお湯が沸く。
実は自宅で検証したところ、500ミリリットルのお湯が2分15秒で沸いた。通常のコッフェルだと2分45秒。単純に計算すれば1リットルあたり1分速くお湯が沸く。
アイスクライミングを楽しみ、暖かいシェルターの中で温かいランチをのんびりと食べ、自宅に戻って宴会が始まった。
友人が作ってきたマグロの醤油漬けを乾燥させたもの(ツナ・ジャーキーとも呼ぶべきか)をつまみに酒を飲み、互いにあれこれ自慢料理を作り始める。そして合間、合間にギターを弾いて歌う。外はすでに氷点下を下回っているが、なんとも暖かな時間である。
翌朝は当然、走る。
ちょうど朝陽が登る頃に併せて走り、湖の対岸で記念撮影。この日の朝はとても静かで、湖面に富士山が写っている。真横からの陽の光が長い影を作り、その影が黄金色の山肌をのんびりと移動する。真冬のジョギングの見慣れたスケッチである。
仕事や年齢が違っても、趣味を共有し、料理を共に味わい、小説や映画の話に熱中する。そんな欲張りな時間が、日々の暮らしの再充電にはなによりも効果があるのだ。
先日、神楽坂に住む知人と仕事の打ち合わせを兼ねて夕食を共にした。実は二十歳で上京した当時、新宿に暮らしていたことがある。新宿と神楽坂は目と鼻の先の距離だと思うが、ボクは一度もこの街を歩いたことがなかった。
夕食前に知人が街を案内してくれるというので、カメラを片手に少し歩いてみた。
神楽坂の名前は「お神楽」に由来するが、大正時代に花街として隆盛を誇っただけに、一歩、路地に入ると、石畳の歩道の脇には由緒ある古い料亭や古民家が立ち並び、ほんの少しだけど、イタリアのトスカーナー地方の中世の町を彷彿させる風情も漂わせている。日本の歴史ある街とヨーロッパの中世の街を重ね合わせるのも、些か妙な考えかもしれないが、神楽坂は純和風の佇まいの中に、欧風の雰囲気が巧く融けこんでいる街でもあるのだ。
夕食に五島列島の新鮮な魚と、焼酎と日本酒の美味しい店に連れて行ってもらったが、店内には静かなジャズが流れ、どの料理も丁寧で繊細な味わいであった。
河口湖の暮らしには満足しているが、このように洗練された歴史のある街並みは、都会だけが持つ大きな魅力のひとつである。
そんな都会の魅力に酔った夜でもあった。
夕食前に知人が街を案内してくれるというので、カメラを片手に少し歩いてみた。
神楽坂の名前は「お神楽」に由来するが、大正時代に花街として隆盛を誇っただけに、一歩、路地に入ると、石畳の歩道の脇には由緒ある古い料亭や古民家が立ち並び、ほんの少しだけど、イタリアのトスカーナー地方の中世の町を彷彿させる風情も漂わせている。日本の歴史ある街とヨーロッパの中世の街を重ね合わせるのも、些か妙な考えかもしれないが、神楽坂は純和風の佇まいの中に、欧風の雰囲気が巧く融けこんでいる街でもあるのだ。
夕食に五島列島の新鮮な魚と、焼酎と日本酒の美味しい店に連れて行ってもらったが、店内には静かなジャズが流れ、どの料理も丁寧で繊細な味わいであった。
河口湖の暮らしには満足しているが、このように洗練された歴史のある街並みは、都会だけが持つ大きな魅力のひとつである。
そんな都会の魅力に酔った夜でもあった。
この写真を見て、即座にこの道具の使い道が判れば、あなたは相当に山に詳しいと思う。
これは「アイススクリュー」と言って、氷壁にねじ込むピトンで、アイスクライミングには不可欠な道具のひとつである。
数年前からアイスクライミングを始めたが、このアイススクリューとアックスは持っていなかった。で、昨年、アックスを手に入れ、つい最近、ようやくこのスクリューも手に入れたのだ。
で、さっそくスクリューの使い勝手を試そうと思い、例の三つ峠のゲレンデに行って来た。何度も言うようだが自宅から30分の近さにあるので、今シーズンは足繁く通っている。ちょうと長男も帰って来ていたので、彼も誘っていった。
この日は比較的に暖かかったが氷壁はどんどん成長しており、もっとも奥の滝に行けばこの通り。角度は緩いもののかなり立派な氷曝である。
新たに購入したアイススクリューは「オメガパシフィック」というメーカーのモノで長さは17センチ。実際に使ってみると面白いように氷に入っていく。ハンドルの使い勝手もよく、なかなかのモノである。まあ他のメーカーのモノを試したことがないのでよく判らないが、これからすこしずつ揃えて行こうと思う。
今回は息子も一緒、それに実際に登るより道具の検証が主な目的なので、ビバークテントを張り、お湯を沸かしてラーメンを作って食べた。いつもは行動食のみだが、やはり温かい食べ物は美味しい。多少の時間を割いても、これからはなるべくこうして温かいもの食べようと思った。
10時前に自宅を出発し、あれこれ遊んでランチを食べ、戻ってきたのは14時過ぎ。道具や材料を持って行ったものの、使ったお金は0円。
なんとも贅沢で実り多き半日である。
これは「アイススクリュー」と言って、氷壁にねじ込むピトンで、アイスクライミングには不可欠な道具のひとつである。
数年前からアイスクライミングを始めたが、このアイススクリューとアックスは持っていなかった。で、昨年、アックスを手に入れ、つい最近、ようやくこのスクリューも手に入れたのだ。
で、さっそくスクリューの使い勝手を試そうと思い、例の三つ峠のゲレンデに行って来た。何度も言うようだが自宅から30分の近さにあるので、今シーズンは足繁く通っている。ちょうと長男も帰って来ていたので、彼も誘っていった。
この日は比較的に暖かかったが氷壁はどんどん成長しており、もっとも奥の滝に行けばこの通り。角度は緩いもののかなり立派な氷曝である。
新たに購入したアイススクリューは「オメガパシフィック」というメーカーのモノで長さは17センチ。実際に使ってみると面白いように氷に入っていく。ハンドルの使い勝手もよく、なかなかのモノである。まあ他のメーカーのモノを試したことがないのでよく判らないが、これからすこしずつ揃えて行こうと思う。
今回は息子も一緒、それに実際に登るより道具の検証が主な目的なので、ビバークテントを張り、お湯を沸かしてラーメンを作って食べた。いつもは行動食のみだが、やはり温かい食べ物は美味しい。多少の時間を割いても、これからはなるべくこうして温かいもの食べようと思った。
10時前に自宅を出発し、あれこれ遊んでランチを食べ、戻ってきたのは14時過ぎ。道具や材料を持って行ったものの、使ったお金は0円。
なんとも贅沢で実り多き半日である。
先週末、バックカントリーを楽しもうと、長野県の乗鞍に行って来た。
駒ヶ根に住む友人と乗鞍のスキー場で待ち合わせ、リフトを2本、乗り継いでスキー場のもっとも高い場所まで行き、そこからスノーシューを付けてハイクアップ。
当日は気温は低いものの(歩きはじめで氷点下10度)晴天に恵まれ、抜けるような青空の下、深雪の上をスノーシューを装着して歩く。
すでに20人ほどのスキーヤーやボーダーが先行しており、その轍の後を追って行く。皆、自分たちがあとからここを滑るので、轍を踏み外さないように丁寧に歩いているのが判る。バックカントリーを楽しもうという人々に共通する思いは、ノントラックのフカフカ雪を滑りたい...この一点である。
急な登りや緩やかな登りを何度か繰り返すと、やがて乗鞍岳の頂上が見えてくる。頂上付近は相当、風が強いようである。
ハイクアップを始めて約3時間、位ヶ原に到着。当初の予定ではもう少し歩いて、「肩の小屋」あたりまで行こうとしていたが、あまりの強風と寒さに耐え兼ねて(早く滑りたくてウズウズしていたという理由もあったが)、誰かが掘った雪穴の中に逃げ込み、簡単なランチを済ませて滑り降りることにした。
こうして写真に写ると和やかな雰囲気だが、この時ですでに氷点下13度くらいで、雪穴の風上にボードを置いて風避けにしている。誰も滑っていないフカフカ雪を満喫するのには、これくらいの忍耐は必要なのだ。
結局、約40分ほどで一般のゲレンデまで滑り降り、この日のバックカントリーは終了した。
もちろんノントラックのパウダースノーを滑ることが、バックカントリーの最大の目的なのだが、雪山を歩く、雪と戯れる、そしてその中で食事や飲み物を味わう...そういうことを総合的に楽しもうとする気持ちがなければ、こういう遊びは成り立たないのである。
駒ヶ根に住む友人と乗鞍のスキー場で待ち合わせ、リフトを2本、乗り継いでスキー場のもっとも高い場所まで行き、そこからスノーシューを付けてハイクアップ。
当日は気温は低いものの(歩きはじめで氷点下10度)晴天に恵まれ、抜けるような青空の下、深雪の上をスノーシューを装着して歩く。
すでに20人ほどのスキーヤーやボーダーが先行しており、その轍の後を追って行く。皆、自分たちがあとからここを滑るので、轍を踏み外さないように丁寧に歩いているのが判る。バックカントリーを楽しもうという人々に共通する思いは、ノントラックのフカフカ雪を滑りたい...この一点である。
急な登りや緩やかな登りを何度か繰り返すと、やがて乗鞍岳の頂上が見えてくる。頂上付近は相当、風が強いようである。
ハイクアップを始めて約3時間、位ヶ原に到着。当初の予定ではもう少し歩いて、「肩の小屋」あたりまで行こうとしていたが、あまりの強風と寒さに耐え兼ねて(早く滑りたくてウズウズしていたという理由もあったが)、誰かが掘った雪穴の中に逃げ込み、簡単なランチを済ませて滑り降りることにした。
こうして写真に写ると和やかな雰囲気だが、この時ですでに氷点下13度くらいで、雪穴の風上にボードを置いて風避けにしている。誰も滑っていないフカフカ雪を満喫するのには、これくらいの忍耐は必要なのだ。
結局、約40分ほどで一般のゲレンデまで滑り降り、この日のバックカントリーは終了した。
もちろんノントラックのパウダースノーを滑ることが、バックカントリーの最大の目的なのだが、雪山を歩く、雪と戯れる、そしてその中で食事や飲み物を味わう...そういうことを総合的に楽しもうとする気持ちがなければ、こういう遊びは成り立たないのである。
昨年、我が愛犬スパーキーと雑誌の取材を受け、都内のスタジオで撮影したことは、このブログですでに報告した。
その際に雑誌の名前等は伏せておいたが、明日、いよいよ発売となるので、ここで紹介したいと思う。
講談社の週刊誌、「週刊現代」の連載で「人生の相棒」というコーナーがある。その取材でスパーキーと共にモデルとなったわけだ。
これまでに登場した人たちは皆、きちんと正装をしていると聞いたので、ボクも一応、久しぶりにスーツを着てみた。もちろんスパーキーは普段着である。が、スパーキーは普段着でも「ヨソイキ」の表情をしていたように思う(多分)。
我がスパーキー(とボク)の晴れ姿、是非ともご高覧ください。
その際に雑誌の名前等は伏せておいたが、明日、いよいよ発売となるので、ここで紹介したいと思う。
講談社の週刊誌、「週刊現代」の連載で「人生の相棒」というコーナーがある。その取材でスパーキーと共にモデルとなったわけだ。
これまでに登場した人たちは皆、きちんと正装をしていると聞いたので、ボクも一応、久しぶりにスーツを着てみた。もちろんスパーキーは普段着である。が、スパーキーは普段着でも「ヨソイキ」の表情をしていたように思う(多分)。
我がスパーキー(とボク)の晴れ姿、是非ともご高覧ください。
一昨日の昼過ぎから、富士五湖地方では今シーズン初の本格的な雪が降り、5センチほどの積雪となった。
その雪の後、寒気が流れ込み、今朝の河口湖の気温は氷点下10,3度。この冬、一番の冷え込みである。
まあ1月中旬なので、例年ならすでに雪景色に包まれているし、寒さもだいたい平均並だと思う。
今朝は湖畔を走らず、少し時間を遅らせて足和田山を登った。登山道にはかなり雪が残っているが、4本爪の簡易アイゼンで十分に間に合い、冷え込みが強いせいで雪もサラサラしている。
我が家から頂上直下まで、誰の足跡も残っていなかったが(ウサギと鹿の足跡は無数にあった)、頂上付近の別のルートから、登山者の足跡が多数、残っていた。
頂上に辿り着くと、雪の積もったベンチに「山歩会」と書いてあった。どこかの山岳グループが、昨日、登ったのだろうか。
頂上から見える富士山は風も強く、厳しい冬の表情を見せていた。
いよいよ厳冬期と呼ぶに相応しい季節となってきた。
その雪の後、寒気が流れ込み、今朝の河口湖の気温は氷点下10,3度。この冬、一番の冷え込みである。
まあ1月中旬なので、例年ならすでに雪景色に包まれているし、寒さもだいたい平均並だと思う。
今朝は湖畔を走らず、少し時間を遅らせて足和田山を登った。登山道にはかなり雪が残っているが、4本爪の簡易アイゼンで十分に間に合い、冷え込みが強いせいで雪もサラサラしている。
我が家から頂上直下まで、誰の足跡も残っていなかったが(ウサギと鹿の足跡は無数にあった)、頂上付近の別のルートから、登山者の足跡が多数、残っていた。
頂上に辿り着くと、雪の積もったベンチに「山歩会」と書いてあった。どこかの山岳グループが、昨日、登ったのだろうか。
頂上から見える富士山は風も強く、厳しい冬の表情を見せていた。
いよいよ厳冬期と呼ぶに相応しい季節となってきた。
昨年末、近所の山である御坂峠にアイスクライミングのゲレンデがあると聞き、下見に行ったことはすでにここでも紹介した。
ここ数日、寒暖を繰り返しているものの、この冬は、総合的に比較的寒い日が続いているので、下見を兼ねて再度、行ってみた。が、今回はすべての装備を背負って行った。
我々の予想通り、大小いろいろな滝が凍りつき、十分に登れる氷爆に育っていた。
さっそくセッティングをして登る。
楽しい! こんな近くで、こんなに楽しんでいいのだろうか?
妻も嬉々としてアックスを打ち込む。友人もきゃほきゃほ叫んでいる。滝が凍るくらいだ、寒いことは寒い。だが楽しさがその寒さを上回る。
「午前中に行って、昼過ぎには山を降りて、暖かいウドンでも食べに行こう」と計画していたが、結局、山を降りたのは夕方。
実は今年初めて、アイスクライミング専用のアックスを手に入れ、その機能性も試したかったのだ。結果は我々の技量には十分過ぎるほどのアックスで、これまた頬が緩むことに繋がったのだ。
これじゃあ寒さが続く限り、毎週のように通ってしまいそうである。
ここ数日、寒暖を繰り返しているものの、この冬は、総合的に比較的寒い日が続いているので、下見を兼ねて再度、行ってみた。が、今回はすべての装備を背負って行った。
我々の予想通り、大小いろいろな滝が凍りつき、十分に登れる氷爆に育っていた。
さっそくセッティングをして登る。
楽しい! こんな近くで、こんなに楽しんでいいのだろうか?
妻も嬉々としてアックスを打ち込む。友人もきゃほきゃほ叫んでいる。滝が凍るくらいだ、寒いことは寒い。だが楽しさがその寒さを上回る。
「午前中に行って、昼過ぎには山を降りて、暖かいウドンでも食べに行こう」と計画していたが、結局、山を降りたのは夕方。
実は今年初めて、アイスクライミング専用のアックスを手に入れ、その機能性も試したかったのだ。結果は我々の技量には十分過ぎるほどのアックスで、これまた頬が緩むことに繋がったのだ。
これじゃあ寒さが続く限り、毎週のように通ってしまいそうである。
先週末の連休は成人式の式典が各地で開催された。
今では「成人式」とは言わず「成人の集い」と呼ぶところもあると聞くが、我が長男も今年、成人の日を迎えた。
今朝のニュースによると、新成人が式典で酒に酔って暴れたところもあると言うが、我が地元では卒業学校の先生による合唱などもあり、和やかな雰囲気で式が行われたと聞いている。
18歳が成人なのか、20歳が成人として相応しいのか...少年犯罪の懸案も含めていろいろと議論されているようだが、自分自身の過去を省みると、20歳より遥か以前に大人になっていたような気もするし、50歳を過ぎた今でも大人になりきれていない気もする。
だが18歳だろうと20歳だろうと、法律的に結婚もできるし、車の運転もできる。それらに伴う責任はかなり重いのだ。
我が長男も、家を出た2年前からすっかりと大人になった気もするし、まだまだ子どもとしての甘さも残っている部分もある。
だが妻の横に写る長男をレンズ越しに見ると、なんだか立派になったもんだなあ...と、感慨深く父はシャッターを切ったのである。
今では「成人式」とは言わず「成人の集い」と呼ぶところもあると聞くが、我が長男も今年、成人の日を迎えた。
今朝のニュースによると、新成人が式典で酒に酔って暴れたところもあると言うが、我が地元では卒業学校の先生による合唱などもあり、和やかな雰囲気で式が行われたと聞いている。
18歳が成人なのか、20歳が成人として相応しいのか...少年犯罪の懸案も含めていろいろと議論されているようだが、自分自身の過去を省みると、20歳より遥か以前に大人になっていたような気もするし、50歳を過ぎた今でも大人になりきれていない気もする。
だが18歳だろうと20歳だろうと、法律的に結婚もできるし、車の運転もできる。それらに伴う責任はかなり重いのだ。
我が長男も、家を出た2年前からすっかりと大人になった気もするし、まだまだ子どもとしての甘さも残っている部分もある。
だが妻の横に写る長男をレンズ越しに見ると、なんだか立派になったもんだなあ...と、感慨深く父はシャッターを切ったのである。
昨日、八ヶ岳の「横岳」を登った。
横岳は「蓼科ピラタス・ロープウエイ」山頂駅から、のんびりと歩いても90分ほどで登れる山で、今期初の冬山登山の足慣らしということで、妻や友人と4人で登った。
友人は冬のほとんどを八ヶ岳で過ごしているが、昨日は「こんな天候の日は1年に数回あるかないか」というほどの穏やかな晴天。
青い空と白い雪の世界を存分に満喫したのである。
今回はウエアの確認や、新しく購入したピッケルの使い勝手などもチェックしようと思ったが、こんなにコンディションが良ければ、逆にそれらの装備のクォリティが判り辛い。気象条件が厳しければ厳しいほど、それらの機能性の真価が発揮される。
そんな贅沢な不満を口にしながらも、皆、笑顔が絶えなかったのである。もちろん下りはロープウエイを使わず、スノボで滑り降りたのは言うまでもない。とことん貪欲に冬山を楽しんだのである。
その他の写真はこちら!
横岳は「蓼科ピラタス・ロープウエイ」山頂駅から、のんびりと歩いても90分ほどで登れる山で、今期初の冬山登山の足慣らしということで、妻や友人と4人で登った。
友人は冬のほとんどを八ヶ岳で過ごしているが、昨日は「こんな天候の日は1年に数回あるかないか」というほどの穏やかな晴天。
青い空と白い雪の世界を存分に満喫したのである。
今回はウエアの確認や、新しく購入したピッケルの使い勝手などもチェックしようと思ったが、こんなにコンディションが良ければ、逆にそれらの装備のクォリティが判り辛い。気象条件が厳しければ厳しいほど、それらの機能性の真価が発揮される。
そんな贅沢な不満を口にしながらも、皆、笑顔が絶えなかったのである。もちろん下りはロープウエイを使わず、スノボで滑り降りたのは言うまでもない。とことん貪欲に冬山を楽しんだのである。
その他の写真はこちら!
本日発売のマガジンハウス社刊「ターザン」549号に出演しています。
今回はトレイルランのページにて、トレイルランにぴったりのエナジーバーとパンのレシピを紹介。
当ホームページで紹介したところ、とても好評で、われわれランニング仲間の間ではすでに人気のエナジーバー。今回はさらに味良く改良を加え、ボリュウムのあるパンと共に紹介。
トレイルランに限らず、アウトドアのどのようなフィールドでも重宝するライトランチ。
実はこれから八ヶ岳に登りに行きますが、今回もしっかりと携行。
是非ともご高覧ください。
今回はトレイルランのページにて、トレイルランにぴったりのエナジーバーとパンのレシピを紹介。
当ホームページで紹介したところ、とても好評で、われわれランニング仲間の間ではすでに人気のエナジーバー。今回はさらに味良く改良を加え、ボリュウムのあるパンと共に紹介。
トレイルランに限らず、アウトドアのどのようなフィールドでも重宝するライトランチ。
実はこれから八ヶ岳に登りに行きますが、今回もしっかりと携行。
是非ともご高覧ください。
今年は暦の関係で三が日の後、すぐに仕事が始まっているところも多く、なんとなくお正月がとても短いような気がするが、ボクにとって、お正月は一年でもっとも怠惰で退屈な日々なので、早く普段の生活のリズムに戻れて嬉しいような気もする。
さてご覧の写真は、知人が送ってくれた年賀状だが、毎年のようにわが家族や愛犬の似顔絵を書いて送ってくれる。そしてそれがまた上手く特徴を掴んでいて、毎度のことながらとても感心してしまうのだ。
おそらくこの絵の元になっているのは、以前、ブログにアップした写真だと思うのだが、わが愛犬が巧みに今年の干支である寅に化けており、家族みんなで大笑いしてしまった。
が、ボクはここ数年、このブログとメルマガを年末年始の挨拶代わりとしており、きちんと年賀状を書いて送ってくれる友人、知人たちに対し、些かの罪悪感も感じているのである。と反省をしているので、まあどうか平にお許しを...と言うことで、皆様、今年も一年、よろしくお願いします!
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木村東吉
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
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