先週の日曜日、我が子3人は、それぞれのパートナーを伴って、御殿場にある「時之栖(ときのすみか、と読む)」というビアホールに出かけた。そこでビールをたらふく呑む為ではなく、そこで開催されているクリスマス・イルミネーションを見に行ったのだ。
姉弟がトリプルデートをする様子はとても微笑ましいと思うのだが、次男は帰宅するとその写真を見せてくれ、「父さんたちも見に行っておいでよ!」と言う。で、結局は翌週、つまり一昨日の夜にみんなで見に行くことになった。
この「時之栖」というのは、ホテル、レストラン、温泉、ビアホールなどの施設を有し、11月初旬から来年の3月まで、このようにイルミネーションを開催している。400万球以上のライトが点滅する光のトンネルは、430メートルにも及び、その周囲でも様々なイルミネーションが美しく輝いている。このトンネルを歩くだけなら無料で、すでに述べたような施設もあるので、食事、宿泊なども可能だ。
以前、仙台駅前の「光のページェント」というイルミネーションを見に行ったことがあるが、クリスマスという季節を強く感じるのは、このように人工的な演出に依るところが多い。山や湖の暮らしをしていると、季節感には敏感になるが、季節と共に訪れる様々なイベントには疎くなる傾向にある。特に外来のイベントであるクリスマスやハロウィン、それにバレンタインデイなど、商業的な要素の強いイベントはなおさらのことである。
今の季節、東京でも様々なイルミネーションやライトアップの演出が施されていると思うが、いつもは敬遠しがちな都会の夜も、この季節ばかりはとても魅力的なのである。
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