11月10日に調布で講演会を行ったことはすでに報告した。で、その際に立派な花束をプレゼントしていただたことも報告した。
今日は11月26日。
すでにその花束を頂いて2週間以上経過したが、ご覧のように、未だに我が家のダイニングテーブルの上で、そのゴージャスな美しさを保っている。
もちろん一部には枯れてしまった花たちもあるが、パンパスグラスやバラ、それに可憐なサンダーソニアなどはまだまだ元気である。きっとアレンジしてくれた方の知識と努力の賜物であると思われる。
さてこの初夏からずっと私たちをヤキモキさせたキウイ。11月になって収穫し、「追熱」といって冷暗所に保存してあったが、ようやく甘く熟した。個体差はあるモノの、中心の白い部分は僅かに堅さを残すのみで、その周囲の薄緑色の果肉は甘ずっぱいキウイの味、そのものである。
植物に時間が与える様々な影響。すべての種は時間と共に腐食して行くのだが、美しさは衰え、逆にその中身は芳醇な味わいへと変化する。
ある意味において、人もまた、同じような変化を辿るものなのか。
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