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2009年11月アーカイブ

崇高なる鉄の意志

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 4時間29分、4時間32分、4時間55分。
 ボクが4月からパーソナル・トレーナーを務めている戸津川美恵子さんの、これまでの3回のフルマラソンのタイムである。
IMGP1897.JPG 3回目の4時間55分と言うのは今年の「東京マラソン」のタイムで、この後、彼女は「もう自分は才能がないから、マラソンを辞めよう・・・」と思ったと言う。
 が、4月から何回か河口湖に通い、ボクの作ったメニュウを着実にこなし、ついに! 昨日の「河口湖マラソン」で彼女は、その堅い壁を突き破った。
IMGP1905.JPG タイムはご覧のように3時間56分。
 見事な結果である。
IMGP1899.JPG
 が、見事なのはそのタイムだけではない。
 伴走をしながら横でずっとラップタイムを取っていたのだが、ずっと目標タイムである、5キロあたり27分台をキープし、安定した心拍数を維持し続けた。
 しかし30キロ、あるいは35キロ地点でそのタイムは落ちると予想していたが、30キロから35キロ区間で29分まで落ちたものの、驚いたことに35キロを過ぎてからはキロ5分40秒台をずっと刻み続け、見事にサブ4の壁を突き破ったのだ。
  美恵子さん! おめでとう! 東京で独り、黙々と走り続け、辛い努力を積み重ねて来た結果がここにある。タイムや結果は関係ない、その努力こそが大切なのだ・・・と言い続けてきたが、本番でやはり結果を残せることは素晴らしいと思う。
 その強さに胸打たれ、感動し、感謝した昨日の「河口湖マラソン」。
 大会が終わって打ち上げパーティーの席で聞いたら、パーティーの参加者の内、4人が自己新記録! なんとそのうちの一人は2時間40分で4位。
 皆、達成感の美酒に酔いしれたが、そんな素晴らしい仲間に囲まれ、もっとも気持ちよく酔ったのはボク自身だった。
IMGP1916.JPG 美恵子さんからは何度もお礼を言われたが、お礼を言いたいのはボクの方。
 美恵子さん! 本当に有難う!









冷たい水の中の小さな太陽

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 一昨日の夜、娘が帰って来て、昨日は一緒に裏山である足和田山をのんびりと歩いた。
 樹海から紅葉台、三湖台へと登り、そのまま五湖台へと縦走して、我が家に戻ってくる。
 約2時間半ほどの行程だが、山に登りながら家族のこと、仕事のこと、彼のこと、いろいろな話をしながら歩いていると、あっという間に時間が過ぎて行った。
IMG_0602.JPG
IMG_0650.JPG  こうして、今は離れて暮らす娘が帰って来て、一緒に山を歩くことは、父親としては至福の時である。
これBLOGでつかって.jpg ここ数日、晴天、温暖な日々が続き、山に入ることが多い。先日は次男が久しぶりにクライミングに挑戦し、その楽しみを再確認したようだ。
IMGP1841.JPG 子どもたちの成長は楽しみだが、それと共に、一緒に過ごす時間も少なくなって行く。子は親離れを、親は子離れを余儀なくされるが、こうして自分の趣味を子どもたちと共有し、その中で交わされる会話に心弾ませ、彼、彼女たちの成長ぶりを確認し、自分の歩んできた道を振り返る。
IMGP1859.JPG 口を尖らせる酸っぱさや、指先に刺さった棘のような小さな痛みなども感じることもあるが、こういう時間を過ごしていると、すべてが暖かく、優しく洗い流されるのである。










IMG_0527.JPG



 11月10日に調布で講演会を行ったことはすでに報告した。で、その際に立派な花束をプレゼントしていただたことも報告した。
 今日は11月26日。
 すでにその花束を頂いて2週間以上経過したが、ご覧のように、未だに我が家のダイニングテーブルの上で、そのゴージャスな美しさを保っている。
 もちろん一部には枯れてしまった花たちもあるが、パンパスグラスやバラ、それに可憐なサンダーソニアなどはまだまだ元気である。きっとアレンジしてくれた方の知識と努力の賜物であると思われる。













 さてこの初夏からずっと私たちをヤキモキさせたキウイ。11月になって収穫し、「追熱」といって冷暗所に保存してあったが、ようやく甘く熟した。個体差はあるモノの、中心の白い部分は僅かに堅さを残すのみで、その周囲の薄緑色の果肉は甘ずっぱいキウイの味、そのものである。
IMG_0531.JPG 植物に時間が与える様々な影響。すべての種は時間と共に腐食して行くのだが、美しさは衰え、逆にその中身は芳醇な味わいへと変化する。
 ある意味において、人もまた、同じような変化を辿るものなのか。
 







少しはお洒落しないとねえ・・・

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 近い将来、「WOWWOW」にて「ポパイ伝説」という番組が放映される。
 1970年代後半に創刊された雑誌「ポパイ」は、80年代前半から後半に架けて若者たちに絶大な人気を誇り、ファッションに留まらず、いろいろな分野で当時の若者たちに強い影響を与えた。
 で、その当時の熱心な読者だった制作陣が、「ポパイ伝説」という番組の中で、あの頃の雑誌の裏側に深く切り込もうという企画である。
IMGP1729.JPG 番組は創刊当時の有名編集長である石川次郎氏を中心として構成され、ボクも当時のモデルの一人として、他のモデルと共に対談に参加した。
IMGP1748.JPG 番組の中では当時の撮影時のエピソードや、自分自身にとっての「ポパイ」の存在などをそれぞれに語ったが、その後は「ポパイ」を手にして記念撮影。
IMGP1755.JPG そして最後は出演者全員での記念撮影となった。左からモデル仲間の米村勝一氏、モデルの先輩の北上純氏、今では巨匠のスタイリング・ディレクター北村勝彦氏、そしてボクだ。
 ボクは相変わらずアウトドア・ウエアだが、(それしか持っていない)他のメンバーはいつまでもお洒落。ちょっとは見習わないとなあ・・・







まるでハーレムのような・・・

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 一昨日、調布市私立幼稚園PTA連合会主催の講演会に呼んでいただき、PTAの方々を対象に自然の暮らしの中での親子関係について講演させていただいた。
 この調布市私立幼稚園PTA連合会というのは、調布市の14の各幼稚園から2名以上選出された代表者がメンバーとなり、今年は39名の代表者の方々がこの講演会を主催した。
IMGP1552.JPG 講演の際にはさすがに女性が主導するイベントとあって、講演をするボクの横にはこのような立派な花束が。(実は講演中は気付かなかった)それに講演の後も素敵な花束をプレゼントして頂いた。皆さん、有難うございます。
IMGP1571.JPG で、最後には代表者の方々と記念撮影。これだけたくさんの女性に囲まれるととても緊張するが、皆さんはこの日の為に一年間、準備をされてきたので、ボクとは逆にリラックスされている様子。
 ご苦労様でした。
IMGP1576.JPG





やきもきキウイの収穫祭

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先週末は我が次男の通う高校で開催された「収穫祭」に行って来たが、我が家の玄関のアーチに絡むキウイの実も、いよいよ収穫の時を迎えた。


 ちょうど娘が帰って来ており、その収穫を手伝って貰ったが、店で売られているような形も大きさも立派なキウイもあれば、ほとんど成長しないで、プルーンくらいの小粒のキウイもある。

















DSCF3192.JPG


 これから2週間ほど「追熱」と言って、10度前後の部屋で寝かさなければならないが、今月中旬には口に入れることも可能になるだろう。
 さてお味の方はどんなモノなのか? もちろんこのブログでも報告しようと思っている。




















DSCF3194.JPG







 先週末、次男の通う高校で収穫祭が開催された。
 我が息子は河口湖の北側に位置する御坂山を超えて、一宮の「園芸高校」に通っている。
 一宮は葡萄や桃の産地としても有名なところで、この「園芸高校」ではそれらの果樹、野菜、花などの育成の方法を学ぶと共に、実際に自分たちでもそれらの植物を育て、それを収穫祭でも販売している。
IMG_0372.JPG この日はご覧のように多くの保護者や近隣の人々が訪れ、野菜や花の苗を買う為に行列を作った。それに生徒たちが育てた野菜などを使ったカレーや豚汁、果物を使ったスナック類などの模擬店も賑わっていた。
IMG_0377.JPG この季節は各学校において体育祭や学園祭が開催されていると思われるが、このように「収穫祭」が開催されるのは珍しいと思う。
 次男が卒業して、実際にその種の職業に就くのかどうか今は判らないが、多くの種類の果樹、野菜、花などの植物を育て、それを使った調理などを学ぶことは、昨今、よく口にされる「食育」や、豊かな心を育むのに、とてもいい経験になると思う。
IMG_0392.JPG 動物でも植物でも、いろいろな自然環境の中で愛情を込めて育てることが、人間の人格を形成する上でも、もっとも重要な要素のひとつであるからだ。
 







魅惑のリフレクト

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 天気予報では昨日から寒波も去り、暖かくなると予報していたが、今朝の気温も氷点下に近く、湖上では靄が立ち込めていた。
IMGP1474.JPG




 今朝はのんびりと河口湖一周を走ったが、こんな日はきっと綺麗な景色に巡り合う可能性が高いと思い、コンパクトカメラを持って走った。車と違ってジョギング中はこれだ! と思った景色に出会えた瞬間、その位置からカメラを構えることが可能なので、素晴らしい一瞬を逃すことが少ない。
 















で、撮影したのがこの3枚である。
IMGP1471.JPGIMGP1466.JPGIMGP1465.JPG すべて河口湖の北岸から撮影したモノだが、今日は無風状態で湖面は鏡のように静かで、くっきりと全ての美しさを映し出していた。このような景色の中を走っていると、永遠の彼方まで走って行ける気がするのだ。








綺麗な紅葉あります

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 先週末からの寒気の影響で、ここ数日、河口湖の朝晩は氷点下近くまで気温が下がっているが、その影響なのか、一気に紅葉が里まで降りてきた。先週末まで紅葉の盛りだった山々の頂上付近はすでに葉をすっかりと落とし、冬の寂しげな気配が漂い始めている。(電線、看板がなけりゃ、もっと綺麗なんだけどねえ・・・)
IMG_0347.JPG 例年なら河口湖マラソンが開催される頃(毎年、11月の最終日曜日で、今年は29日の予定だ)まで最後の紅葉が残り、ランナーの疲れた心とからだを癒すが、今年はその頃まで紅葉が残るだろうか?
IMG_0351.JPG 町ではすでに「紅葉まつり」(河口湖北岸河口湖地区)なども開催しているが、今週が紅葉のピークなのかもしれない。
 明日からは少し寒気も緩む様子。今週末はきっと大勢の観光客が、カメラを片手に、思い思いの「紅葉と雪の富士」をフレームに収めることだろう。







イベント報告

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 先週の土曜日、埼玉県の飯能にある「生活の木」で行われた、UR都市機構主催のイベントに出演した。
IMGP1327.JPG 飯能の「生活の木」は広大なハーブガーデンに囲まれ、レストランやギャラリーなどの施設もあり、各種、ハーブ関係のカルチャー・スクールなども開催している。
IMGP1313.JPG 当日は講演の他にも、簡単なアウトドア・クッキングの講習会も開き、参加者の皆さんにも試食していただいた。
IMGP1347.JPG 当日、ご参加の皆様! 当日、作った料理の詳しいレシピはコチラに書いてありますので、ご参考まで。ご参加、有難うございました!
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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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