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懐かしい暖かさ

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 オフィスの庭にティピーを建てたことはすでに報告した。
 シルバーウィーク中、ロスから来た友人も手伝ってくれて、6年ぶりにその姿を見せた。
 このティピーの大きな特徴はテント内で焚き火ができることで、その構造上、ティピー本体が煙突のような役割を果たし、先端から煙りが効率よく排出できるようになっている。
 ボクも何度かこのティピーの中で焚き火をしたことがあるが、この秋から来年の晩春まではティピーを建てたままなので、どっちみちなら焚き火より管理が容易な薪ストーブを設置しようということになった。
 で、このティピーに似合う薪ストーブとなると、やはり昔懐かしい「ダルマストーブ」である。
 昭和30年代生まれまでの人なら誰もが知っていると思われるが、学校の教室を暖めていた、あの黒いストーブである。
 さっそくネットで調べたら、今でも作っていて売られている。が、知人の家に古いダルマストーブがあり、現在はまったく使っていないとの情報が入った。そしてその知人に打診すると、ふたつ返事で快諾してくれ、我々はすぐに引き取りに行った。
 現物を見るとかなり錆びていたが、鋳鉄製のストーブなので、かなり強烈にサンダーをかけても穴が開くことはまずないと判断し、さっそく磨き作業に取りかかる。
IMGP0979.JPG
 ご覧のように底蓋の部分などはかなり錆びている。「トキワ」の文字がノスタルジーを感じさせる。
IMGP0984.JPG で、磨けばこの通り、鋳鉄の輝きが顔を見せる。
IMGP0986.JPGどっちみち塗装するので、細かい部分の錆びはほどほどにして、とりあえずは錆び落とし完了の図
IMGP0991.JPG
 そして塗装。もちろん高熱に耐えられる耐熱塗料を吹き付ける。(これが結構、高価なんだわ)
IMGP0994.JPG そしてこちらが完成。
 おお! このマットな仕上がりがまた渋くていいじゃないか! と自画自賛。
IMGP1008.JPG
 で、早速、火入れ。長い眠りから覚めたダルマストーブは、文字通り熱い息吹を吹き返し、ティピーの中をあっという間に暖める。
IMGP1012.JPG
 うーん...こうなると、このダルマストーブに似合うテーブルが欲しいなあ...ということで、明日はまたこの続きを。








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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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