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2009年9月アーカイブ

会話がメインディッシュ

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 キャンプ教室の二日目はカヌー、カヤックの講習会。
 このところ朝晩の冷え込みは感じられるが、日中は晴れれば20度前後まで気温が上がるので、まだまだウォーター・スポーツを楽しむことは可能だ。それに水温もそれほど低くない。
 この日は少し風が強かったが、それでもご覧のように湖上には人が少なく静かだ。
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 カナディアン・カヌーのパドリングの基本を実際に見せたら、陸上で手前3人の女性がそのシミュレーションをしている。ファッションは様々だが、手の動きが同じでなんだか可笑しい。でもその熱心さは大切。
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 そして例によって、グループに分かれて模擬カヤック・レース。これは毎度のことながら盛り上がるのだが、今回はこのサークルの顧問(写真、左手前の人)が景品を出したので、皆、パドリングに熱が入っていた。
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 こちらはスタッフがロング・ロールの陸上練習をしているところ。このポーズもなんだか可笑しい。
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 最後は皆で使用したテント等を撤収して終了。「撤収は次回のキャンプの準備」というルールの下、きちんとテントを乾燥させ、丁寧に畳む。
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 通常、我々のキャンプ・スクールは二泊三日の行程で行うことが多い。 一日目、設営。二日目、カヌーやトレッキング。三日目、撤収。
 一泊二日だと初日に準備、二日目は後片づけと、中日でじっくりとアウトドア・アクティビティが楽しめないからだ。これは自分たちで行くキャンプでも共通することで、一泊二日の行程だと疲れだけが残る気がする。が、現代日本人は多忙である。一泊でも、いや、日帰りでも自然に触れることが出来れば、それで「佳し」としなければならないのかもしれない。
 と言うことで、多忙なスケジュールの中、個々の参加者たちとゆっくりと話す機会を今回は持てなかったが、また次の機会に、じっくりと「景色と会話」を堪能してもらいたいと思っている。









景色がメインディッシュ

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 先週末、大学生とそのOBによるアウトドア・サークル対象のキャンプ教室を行った。今回の参加者は15名ということで、いつもの慌ただしさはなく、じっくりとアウトドア全般に亘っての講習ができた。
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 こちらはバックパッキングの装備を説明しているところ。
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 参加者の中には社会人の女性もいて、彼女たちは料理の講習を聴くのも真剣だし、さすがに学生と比較して調理の手際もいい。
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 ボクの教えるアウトドア・クッキングの基本的な考えは、「会話と景色がメイン・ディッシュである」ということ。BBQのように会話が途切れがちなメニュウを避け、煮込み料理など、時間が料理を美味しくするメニュウを考案する、ということである。
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 この日も、その教えを演出するかのような、美しい夕焼けのドラマが湖面で繰り広げられていたが、調理をする参加者に、それを眺める余裕があったかどうかは、定かではない。
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ひかり輝くシルバーウィーク4

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 子どもたちが、我々夫婦の結婚記念日をシャンパンや花束で祝ってくれた翌日、それらのプレゼントよりボクを喜ばせることをした。
 我々の毎朝の習慣であるジョギングにみんな参加したのだ。
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 この日は休日で時間もたっぷりあったので、河口湖一周16キロのコース。湖を吹き抜ける風は涼しく、コスモスがその風に揺れている。そんな景色を眺めながら、ゆっくりと会話を楽しみながら走った。
 我々にとって初めての「シルバーウィーク」。
 優しく、甘く、眩しく、ひかり輝いていたのである。
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ひかり輝くシルバーウィーク3

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 このシルバーウィーク中、我々にとってもちょっとした記念日があった。
 実は我が夫婦はこの9月で結婚24年目を迎えた。
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交際期間を含めると、すでに28年である。こうなるとメデタイとかメデタクナイとかの問題ではなく、ただ溜息を付くしかない。
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 が、それでも娘は彼を伴って現れ、シャンパンと花束、それにケーキまでプレゼントしてくれた。長男も信州から遅れて駆け付け、やはりケーキと花束で祝ってくれた。
 結婚記念日が何周年でも、ボクにとってはどうでもいいことだが、(こういうことを言うと、また妻は不機嫌になるが...)家族が集まることはとても嬉しいことである。この2年ほどは、家族全員集合するのは年にひと桁しかないので、その喜びもひときわ。
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 また、まるでこの集まりの為にティピーを建てたみたいで、その宴も、小さいながら限りない暖かさに溢れていたのであった。







ひかり輝くシルバーウィーク2

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 いろいろな山に行き(いずれも午前中には下山。これもここのロケーションの素晴らしさだ)、午後は食事の準備や作業に費やした。実は連休前から、この6年ほど倉庫にしまってあったティピーを建てようということになり、ティピーの骨組みとなる材木を探していた。それがちょうど連休初日の19日に入荷したので、まずはその骨組みのカットから。
ボクの所有するティピーは3メートル50センチの高さなので、骨組みの木材をすべて5メートルの長さにカットする。
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 で、最初に3本の柱の一方をロープで繋ぎ合わせ、それをバランス良く配置する。
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 さらには残りの9本の柱を順番に配置する。
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 骨組みが完成したら、そこにスカートのようにティピーを巻き付ける。
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 ボクの所有するティピーはアメリカから直輸入した限りなく本物に近い作りをしており、繋ぎ目もジッパーなどの近代的なモノは一切使用せず、このように生地を繋ぎ合わせるのも木材(本当は動物の骨を使用するらしい)。不便だが、このプリミティブな雰囲気が堪らなくいいのだ。
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 最後は煙を吐き出す「スモークフラップ」に木材を掛けて...
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 完成の図。
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ひかり輝くシルバーウィーク

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 今年は9月19日の土曜日から23日の「秋分の日」まで、「シルバーウィーク」と銘打った大型連休が続いた。
 この「シルバー」は、五月の大型連休の「ゴールデン」に対してネーミングされたモノなのか、連休の中間に「敬老の日」が入っているので、そのことに因んだモノなのか、あるいはその双方の意味が込められているのか、ボクは知らないが、河口湖には大勢の来客があり、我々は心ゆくまでこの休日を堪能した。
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 まずは初日、ロスから来た友人を連れて、十二ヶ岳から毛無山への縦走を行った。
 ボクは南カリフォルニアが大好きで、特にサウスベイのあたりがお気に入りだ。ロスに行った際には必ずその近辺に宿を取ることにしているが、朝起きて、マンハッタン・ビーチをジョギングしている時に、自分の健康と人生の持つ意味をもっとも強く確認するのだが、彼はそのサウスベイに暮らしている。
 で、彼に言わせるとサウスベイも素敵なところだが、河口湖の自然もまったく遜色はないと言う。その証拠に、彼は年に5回ほど、必ず河口湖にやってくる。だからボクも河口湖周辺の美しさを見せようと思い、いろいろなところに案内する。
 十二ヶ岳、毛無山縦走の翌日は、「馬返し」から富士山五合目まで登り、そこから「お中道」を走った。
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 ご覧のように、この日は雲ひとつない快晴。クジラの形のような山中湖もくっきり。
 そして「お中道」をさらに「大沢崩れ」方面に向かうと、本栖湖、その先に甲府の市街地、さらには八ヶ岳の嶺峰、そして遙か彼方に北アルプスが・・・
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 このお中道はボクも年に5,6回走っているが、このような爽やかな快晴の日は極々希だ。
 この日のこの景色に限って言えば、サウスベイの数倍、素晴らしい景観だったのである。








静かなパドリング?

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今年の夏は天候が安定せず、いろいろなイベントで影響を受けたが、我々が主催したカヌーツアー「ハングリーパドラー」の日は、ご覧のように晴天に恵まれ た。もちろん西湖は午後になれば風が強くなるが、ツアー開催は午前中なので、皆さん、静かでのんびりとしたパドリングを堪能していただけたようである。ま あもっとも「静かでのんびりと...」というのはボクの主観であって、参加される奥様方からは毎回、「いやあ...こんなに本格的に長く漕ぐとは思ってい ませんでした!」との感想が漏れる。だが、ほとんどがカヌー初心者、アウトドア初心者のご家族が多い中、それでもこれをきっかけにいろいろと始めたい!  との声も多い。
 これに懲りずに、皆さん、また遊びましょう!
 こちらで写真をたくさんアップしております!





素敵な再会

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  先日、田中律子ちゃんが我がオフィスに遊びに来た。
 彼女と会うのは17年ぶりか...なにしろ、その間に彼女は結婚して子どもが生まれ、その娘ちゃんもすでに小学校5年生とか。
 我々が初めて会ったのが、律子ちゃんがまだ14歳くらいの頃。歳月の経過の速度に戦慄を覚えるが、それでも律子ちゃんは相変わらず健康的で可愛い。
 今でも毎月のように沖縄にダイヴィングに行っていると言っていたし、今回も彼女が通うトレーニングジムの関係で河口湖にやってきたらしい。相変わらずアクティブで元気いっぱいの律子ちゃんだが、これを機会にマラソンや山登りも一緒にしよう! と言うことになり、この再会がもたらしてくれる今後の展開が、とても楽しみなのである。
 







目指せ! 優勝

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 先週末、Jリーグ「清水エスパルス」の試合観戦に行って来た。
 対戦相手は「大宮アルディージャ」。
 現在、清水エスパルスは1位の鹿島アントラーズに続いて、他の3チームと共に同率4位という成績で、今後の一戦、一戦の勝敗次第でリーグ優勝の可能性も残されている。という訳で、この試合も絶対に負けられない試合だ。
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 前半開始後すぐに、ヨンセンの鮮やかなシュートが決まり、その後は双方、譲らず。結局は1対0で勝利を収め、大切な一戦を守りきったのであった。
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 試合後、長谷川健太監督の家に招かれて夕食をご馳走になったが、健太監督も終始、ご機嫌だったのである。






どうやって炭を熾している?

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 遙かなる原始の時代、我々人間は「火を扱う」ことによって、その他の動物より優位に立つことができた。
 カラダを暖かく包み込む毛皮もなければ、鋭い爪や牙もない。速く走ることも不可能だし、空を飛ぶこともできない。だが「火」という道具を手に入れ、我々は地球上の動物の頂点に立つことができたのだ。
 時代は進み、「火」という単純な道具から恐ろしく進歩を遂げ、今では複雑かつ高機能を持つあらゆる道具を手にするようになった。が、その代償として、我々現代人は火を巧く扱えなくなった。
 現在、アウトドアのフィールドで、この火を自由自在に扱えるようになると、それだけでアウトドアの達人になったような気がする。逆の言い方をすれば、火を自由自在に扱えない男は、野外に於いてただひたすら黙するしかないのである。
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 このところ立て続けにブログの引っ越しが続いた。
 (皆様、申し訳ありません!)
 2005年の春にニフティからの依頼があり、このブログ「Great Life」が始まったが、最初は「ブログっていったいナニ?」といった感じで、右も左も判らず。担当者の方から「自分で手軽に更新できるホームページだと解釈してください」と言われてスタートした。
 それなら別にニフティで始めなくても、自分のホームページ上で...と思ったが、内情を言うと、当時は我々が契約しているサーバーでは、このブログの展開が難しいということだった。
 で、それから4年間、ニフティ内でこのブログを展開してきたが、ようやく我々のホームページ内で開設が可能になったので、今回、引っ越しすることになったのだ。
 これまではシステムの関係で、過去の記事が見られない、複雑なIDとパスワードを入力しないとログインできない、などの現象も続き、自分自身でもブログの更新の際に、些かフラストレーションが溜まっていたが、ようやくそれらの問題が解決して、本日から新たにここでブログが展開できるようになった。なんだか居候から、ようやく我が家に帰って来たような気分でもある。
 2005年から始めた記事のすべてが閲覧可能になったし、皆様からのコメントも反映可能だ。それに「検索」機能もついて、キーワードを入れれば、そのキーワードにヒットする過去の記事がすぐに呼び出せる。トップページの写真も、随時、更新可能になった。
 もう当分は引っ越しすることもないと思いますので、皆様! 今後ともこの「Great Life」をよろしくお願いします!





科学と自然の力の融合

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 植えたのはルッコラとインゲンの種で、双方の種が発芽したことも報告した。

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 今ではご覧のようにインゲンの双葉が四つ葉になり、ルッコラも多くの葉を付け、生意気にもその葉は長くなり、食卓に並ぶ時の姿が容易に想像される。 すでに言ったが、ルッコラとインゲンを混植すると、害虫が寄りにくいと言われている。このコンパニオンプランツ効果が絶対でないことは、多少、虫に食われている葉を見れば判るが、それでもまったくの無農薬で育てている割には、その被害も少ないようである。
 自然の植物たちの大いなる成長と、科学的根拠に依る育成方法と、その双方の持つ力を実感できる畑でもあるのだ。






現の証拠

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 庭の雑草をむしっているとタンポポやオオバコのように、いくらむしっても憎たらしいくらいに蔓延る雑草もあれば、いつの間にか消えてなくなる雑草もある。またはその年によって繁殖が旺盛な雑草もあり、おそらく土の成分の変化や、近隣の環境などにも左右されると思われる。

  写真は「ゲンノショウコ」の花である。朝は閉じているのに昼になると白く小さな花を咲かせる。

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  一般的に西日本では赤紫色の花が咲き、東日本では白い花を咲かせると言われているが、毎週のように登っている「毛無山」頂上付近では、赤紫色の花が咲いている。
 今年の我が庭の雑草たちの中でも、勢力を伸ばしつつあるのがこの「ゲンノショウコ」である。以前は「ゲンノウショウコウ」だと思っていたが、この薬草の効能は抜群で、その効き目が「現の証拠」と言ったことから「ゲンノショウコ」の名前が付いた。
 花の後、種子が弾けた様子が御輿に似ていることから、別名「ミコシグサ」とも呼ばれるそうだが、便秘、下痢、関節痛、神経痛に良く効くと言われている。
 このように有難い雑草なら今年に限らず、いつまでも蔓延って欲しいものである。






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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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