昨年、スイスに行って再確認したことだが、かの国の人々の太陽に対する貪欲さは徹底しており、暖かく、陽の光がさんさんと照りつける日には、人々は必ず屋外で食事等を楽しんでいる。たまたま夏と冬、違う季節に同じレストランに行ったが、冬には薪ストーブに寄り添うように食事をしていた場所が、夏にはほとんど人がいなく、皆、明るい太陽の下でパラソルを広げ、サングラスを掛けて歓談をしている。
いや暖かい夏だけではない。
真冬のサンモリッツの、標高2500メートルほどのスキー場にあるレストランのテラスでも、晴れた日にはシャンパン・ブランチを楽しむ人々で溢れていた。
これはスイスに限らず、ほとんどのヨーロッパの国々で共通することではないか。
つまり亜熱帯に暮らす我々と違って、ヨーロッパ、特に緯度や高度の高い地域では、太陽の光の恩恵に対する感謝の気持ちが、より高いように思われるのである。
標高850メートルながら、南側に小高い山を背負っている我が家の暮らしも、太陽の光に対する感情はヨーロッパの人々と同様で、天気のいい朝は、必ずと言っていいほど屋外での食事を楽しむ。
気のせいだと思うが、我が愛犬もとてもリラックスしている様子なのだ。
太陽がいっぱい
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木村東吉
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
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