先週末、新潟県十日町、アテマ高原にある「ベルナティオ」というリゾート・ホテルでアウトドア・イベントが開催された。
このブログでも何度か紹介したが、今春、まだ雪の残る時期から何度か下見に行き、先週末にようやく実現したのだ。が、7月初旬と言えば、沖縄と北海道を除いて全国的に梅雨シーズン真っ只中。 我々も雨天の場合に備えて、室内でのイベントも考案し、前日までこのように打ち合わせを重ねた。
が、ゲストが集まって来る頃にはピカピカの晴天。
ホテルの中庭を使って無事にオープニング・セレモニー。
初日、夕食はダッチオーブンを使ってのアウトドア・クッキング。もちろんゲスト自ら調理をしていただく。
で、やはり普段あまりキッチンに立たないお父さん方に、クッキングにチャレンジしてもらう。息子がレシピを読み上げ、その指示に従って調理を始めるお父さん。
「どうパパ? 味は・・・」
娘ちゃんも真剣な眼差し。
ちなみにいろいろな前菜をホテル側が用意し、おまけにデザートまで付いているから安心だ。
無事に初のアウトドア・クッキングにも成功し、翌朝は家族対抗のアウトドア運動会。
「ベルナティオ」の敷地は後楽園ホール109個分。その広大な敷地の一部はゴルフ場となっているが、ゴルフ場を取り囲むように美しいトレイルが続いており、そのトレイルにはブナ、ミズナラ、白樺、楓などの広葉樹林が林立する。
家族対抗アウトドア運動会は、早さも競うが、自然に対する知識を磨くことも目的とされており、コース上には10問のクイズが設置されている。参加者はチェックポイントでクイズ問題をしっかりと頭に入れる。
こういう場所では俄然、張り切る子どもたち。
最初は塊って歩いていても、次第に距離が離れる。
「いやあ・・・気持ちよく晴れたけど、暑いですね!」
ファミリー運動会の後は、新潟名産コシヒカリを稲殻を燃やして炊くという、古来の炊飯方法で炊いたご飯のオニギリがランチ。
「ベルナティオ」のシェフ自らオニギリを握る。
で、オニギリを頬張りながら表彰式。
いつも思うが、このようなイベントはなによりも天候が大事。どんなに楽しい内容でも、アウトドア・イベントは雨が降れば楽しさが半減する。
そう言った意味では、今回は天候にも恵まれ、参加者の誰も怪我もせず、アテマ高原の自然を満喫してもらえたと思う。それに主催したホテル側の様々な配慮も成功に繋がったと思う。
このように宿泊も食事もすべて自分で準備しないで、アウトドア・ライフの一部(今回は調理だ)を楽しむ方が、初心者にとってはリスクも少なく、快適にアウトドア・ライフが満喫できる。
そう言った意味では、今回の「ベルナティオ」の試みは、新たな宿泊のスタイルとして評価すべきだろう。
2009年7月 8日アーカイブ
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木村東吉
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
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