先日、信州にいる長男が帰って来て、一緒に近所の公園に遊びに行った。
我が息子もボクと同様に犬好きで、犬がいるとなにかとかまう。で、やはりボクと同様に犬に厳しく接し、あれこれ躾けをする。そしてそれがなかなか上手だ。
我が妻は犬の躾けが出来ないタイプで、彼女と接すると、どんな犬でもワガママなアホ犬に変化する。
同じ家族でも動物の接し方にこのような違いが生じるが、よく「犬の接し方を見れば、人との接し方も判る」と言われる。
我が息子はそうでもないと思うが、ボクは人に対しても厳しく、友人、知人に対しても直球で苦言を呈するし、歯に衣着せぬ物言いをする。この性格は娘が確実に受け継いでいる。
世の中、十人十色、家族の中でもそれぞれ個性があっていいと思うが、直球でモノを言っていると、どちらかと言えば、損をすることの方が多い。
人も犬も、自分に甘い方が居心地がいいのだ。
だが長いスタンスで物事に接していると、その愚直な生き方に強い共感を持ってくれる希有な人も現れ、その人々との間には濃厚で密度の高い絆が生まれる。
わが子たちが将来、どのような人間関係を構築していくのか? それはまったくの未知数だが、彼らの犬に対する接し方を見る限り、おおよその見当は付くのだ。
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