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昇仙峡遭難騒動その2

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さらに「八雲神社」から「弥三郎岳」へと続く道には、ご覧のようなレスキュウ隊員たちの姿も。 昇仙峡の名所「仙が滝」から少し北上すると昇仙峡のロープウエイー乗り場になるが、その手前には「弥三郎岳」からの登山道が繋がっている。だがその登山道は旺文社の山地図「金峰山、甲武信」によると、波線上の登山道で、その道は危険であることを示している。つまりその道をよく知っている熟練者と一緒でなければ、その道を歩くことは出来ない、と言う意味である。我々もそのことを下調べしたので、そこからさらに北上して、「夫婦木神社」からの登山道を歩いた。が、その遭難者はロープウエイに乗って頂上まで上がり、その危険な登山道を徒歩で下りてきたらしい。確認はしていないが、聞くところによるとキノコを採取している途中で道に迷い、自分自身の携帯で遭難したことを通報したみたいだ。 このような遭難は、当然、遭難者自身の自己責任能力の問題であるが、安易にロープウエイで登れてしまう山の形態にも、そもそもの問題が潜んでいるのである。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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