2008年4月アーカイブ
桜が日本の気候風土、あるいは建築物に似合うと言った。潔く散りゆく姿が、日本人の性質を顕しているとも言われているが、それは現代日本人にも通じることなのか? この花はモクレンの蕾。蕾と言ってももう開きかけているが、モクレンはかつて「木蘭(モクラン)」と呼ばれていた。それはこの花が蘭の花びらに似ていることに由来する。が、その後、蘭より蓮(ハス)の方が似ていると言われるようになり、今日では「木蓮(モクレン)」と呼ばれるようになった。 モクレンも桜の花と同様に、葉のない木に花が咲き、その後に緑の葉で覆われ、それと同時に花は散り行く。 この花は「マグノリア(Magnolia)」という美しい英名が付けられている。
今日は4月1日。 この写真を皇居、平河門近辺で撮影したのは3月25日、つまりもう一週間も前のことなので、きっと開花の盛りは過ぎ、そろそろ散り始めていると思われるが、河口湖ではまだ桜は咲いていない。 1912年、今から100年近く前の3月に、東京の荒川とアメリカの首都ワシントンにも流れるポトマック川は姉妹提携し、それを記念して荒川堤の桜の苗木がプレゼントされた。 今では立派な桜並木となり、今の季節、彼の地の人々の目を和ませていると聞くが、残念ながらボクは実際にそこを訪れたことがない。 海外の桜と言えば、昨年の9月に初春のNZ南島で桜の開花を見たが、やはり桜は日本古来の建築物や自然とマッチしているように思える。 だって、例えば皇居の堀の畔に椰子の木が並んでいたら、やっぱりちょっと妙でしょ。
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木村東吉
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
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