こちらは大浪池の畔に建てられた石像。
霧島では多くの民話、神話が伝えられるが、大浪池も民話から生まれた呼称である。
昔、子宝に恵まれない庄屋の家に、ようやく一人の娘が生まれた。その娘は“おなみ”と名付けられ、大切に育てられたが、年頃になって縁談の話があっても、まったく首を立てに振らない。ある夜、“おなみ”は父親にこの池に連れて行くように頼み、その場で突然、池に身投げしたという。
実は“おなみ”はこの池に棲む竜の化身だった・・・というのが、この民話である。
石像はその竜と“おなみ”が絡み合っているモチーフとなっているが、べつに竜じゃなくとも、いつの時代もある日突然、娘は見も知らない若い男とどこかに行ってしまうのである。
霧島連山03
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木村東吉
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
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