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2006年11月アーカイブ

紅葉もあと少し 2

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 山の頂上では紅葉も終わり、麓から仰ぎ見ても寒々しい色が広がりつつあるが、実際に山に登ってみると、この時期がもっとも視界が良く、遠くの山々まで見渡せる。
 それは視界を遮る葉が落ち、空気が澄んでいることも密接に関係しているが、なによりも陽光がシャープであることが大きな要因ではないか。
 北に白く雪を頂いた南アルプスの峰嶺、南に目を転じれば五合目まで雪に覆われた雄大な富士山と、初冬の山はどこまでも美しい。
 





紅葉もあと少し

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 今年の河口湖の紅葉もいよいよ見納め。
 息を呑むほど美しくも艶やかな木の葉たちも散り、樹木は今では寂しげな樹皮を露わにしている。
 だが周辺の山の頂上付近はほとんど散ってしまったが、湖畔ではまだ暖色系の色の饗宴は完全には終わってはいない。標高の高いところ、日陰や寒いところから散り始め、最後に日当たりのいい暖かいところが残る。
 ボクの大好きな山、この十二が岳の登山道も、今ではほとんど散ってしまっている。





恋もエンデューランス?

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 トレイルランナーとして、今では日本第一人者である石川弘樹君とは、彼が学生時代からの付き合いで、我が子たちも幼いときからお世話になっている。
 その彼が、やはり学生時代から付き合っている彼女と結婚した。
 12年もの長き付き合いの後の結婚で、さすが、山の中を160キロ以上も走り回るだけあって、その恋もエンデューランスのようだ。
 ご覧の写真は結婚式での我が家族との記念撮影。
 どうかいつまでもお幸せに!





晩秋のパドル

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 日々の暮らしの中にカヌーを・・・そのように願い、11年前に首都圏を離れてこの地にやって来た。その願いは現実のものとなり、一日のもっともいい時間に湖にカヌーを浮かべる。その「いい時間」とは、大抵は早朝であるケースが多いが、風のない夕暮れ時もカヌーに適している。
 今年はカヌーの取材も多く、西湖になんどもカヌーを浮かべたが、それもそろそろ終わり。来春までしばらくカヌーのない生活が続く。湖は氷に閉ざされ、山も色を無くしてモノトーンの静かな世界に包まれる。だがそれはそれで、また美しい。





辛い朝のご褒美

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 毎朝、4時過ぎに起きて5時45分からジョギングすることが日課となっているが、この時期はそれがとても辛い。
 起床時はもちろんのこと、走り始めも薄暗く、なによりも寒さが厳しくなるので、ベッドから抜け出すこと自体がとても辛い。
 だがいいこともたくさんある。
 この季節は寒くなる代わりに空気が澄み、一年でもっとも美しい太陽が昇る季節でもある。
 この瞬間を味わうだけでも、その価値は有り余る。





諏訪湖マラソン

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 ナイキのイベントの翌日は「チーム・ストーリィ」で諏訪湖ハーフマラソンに出場。
 この日の諏訪湖は雨後の快晴で暖かく、最高26度くらいまでに気温が上昇したが、皆、一応の目標タイムをクリア。ボクが手にしているのは「完走リンゴ」
 フルマラソン本番一ヶ月ほど前にハーフを走ると、フルでの目標タイムがかなり明確に見えてくるが、諏訪湖はそれぞれにいい手応えを感じた大会となった。





ナイキイベント

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 ずっとセンチュリーライドの話題が続いたので、少し古い話題になるが、先日、お台場でナイキのイベントが開催された。
 女性ランナー憧れの長谷川理恵さんを招いて、トークショーやランニング・クリニックなどが開催されたが、我々夫婦も雑誌「ストーリィ」」の取材でそのイベントに参加した。
 我々夫婦は長谷川理恵さんと誌上対談を行い、「ストーリィ」の読者ランナーの女性陣は、彼女と一緒に3㌔のランニングを楽しんだ。
 で、ご覧の写真はレインボーブリッジを背景に記念撮影。
 この日は天候にも恵まれ、3000人以上の女性ランナーがこのイベントに参加したらしいが、一度にこんなにも多くの女性ランナーばかりを見るのは初めてのことだったので、男のボクとしてはかなり圧倒されてしまった。





ホノルル・シティ・ライツ最終回

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 景色のいいところでは休む。
 これも「センチュリーライド」のいいところだ。
 心ゆくまで景色を味わい、水分や食べ物を十分に補給し、友と冗談を交わす。大きな笑顔がこぼれ、そこに海からの爽やかな風が吹き抜ける。
 買い物目当てのハワイもいい、ビーチやプールサイドで寝ころぶハワイもいいだろう。しかしこの島を自転車で走れば、また違った素晴らしさにもっと気付くはずである。





ホノルル・シティ・ライツ10

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 レースだろうとツアーだろうと、そのコースが美しくなければ話にならない。
 美しい景色は心を和ませ、活力を与え、その場所に居るという存在意識を高めてくれる。
 今ではポストカードやガイドブックなどで、世界中のあらゆる場所が紹介されているが、実際に自分の目で見ると感動がまったく違う。それはその時の気温や風、そこに漂う香り、それに心拍数なども微妙に影響を与えるに違いない。
 ご覧の写真はマカプゥ・ビーチとマナナ・アイランドの眺めだが、やはりこの場所も、車で通過するのと、自転車に跨り、汗をかいた全身に風を受けながら走るのでは、大きく違う。
 もちろん後者の方が断然、気持ちがいい。





ホノルル・シティ・ライツ09

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 「センチュリーライド」の基本コンセプトは「決して早さや順位を競わないこと」で、オアフを走ることの楽しさを訴えている。参加者も幼い子どもからお年寄りまで様々で、ご覧の写真でボクの前を走るのは、タンデムバイクで参加している親子。
 このように家族で参加している人が目立つイベントだが、新婚さんが自転車のハンドルにブーケを付けて走っている姿も・・・
 きっと素敵な想い出になるんだろうなあ・・・





ホノルル・シティ・ライツ08

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 その他のレースと同様に、この「センチュリーライド」も各所にエイドステーションが設けてある。水分の補給はもちろんのこと、バナナなどの軽食も摂れるし、トイレも数多く完備されている。さらに自転車のトラブルに対応するメカニックのブースもあり、自転車のメカに詳しくない人でも安心してこのイベントに参加できるようになっている。
 不案内な海外で長距離を走り、道に迷うこともなく、いつでも栄養補給ができ、さらにはメカニック・トラブルにも対応してくれる・・・「センチュリーライド」は自転車愛好家にとって、至れり尽くせりのイベントなのだ。





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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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