氷点下15度以下の日が5日ほど連続して続くと、河口湖は“全面結氷”する。
気象庁は湖の90パーセントが凍れば“全面結氷”と発表するので、実際には一部、凍っていない箇所もあるが、かなり厚い氷が湖を覆う。
富士五湖の中でも深度のある本栖湖や西湖は、いくら寒くても“結氷”しないが、山中湖や河口湖は深度が15メートル前後と、わりと浅い湖なので凍りやすいのだ。
山中湖では今現在でも凍った湖でスケートができるし、河口湖ではかつては凍った湖面を軽四輪車が走ったと言われているが、ボクが河口湖に越してきて10回目の冬を迎えるが、それほど凍ったことはない。だが、この10回の冬で2回が“全面結氷”した。
ここ数日、少しは寒さがやわらいだが、すでに湖の半分近くは凍りついている。
今年の河口湖はボクにとって、3度目の“全面結氷”を体験する寒い冬となるのか、それとも“早すぎた寒さ”が、“早い春”を招いてくれるのか、それは今のところまったく判らない。
「厳しい寒さの冬は雪が少ない」
ここの地元の人々はこのように言うが、今年もやはり雪が少ない。